夏期講習7日目・保護者面談最終日

 講習は前半の7日間が終わった。今日も古文と漢文の2題。
 今日は漢文から先に解説した。今日の漢文の問題は句法はほとんどなく、文章の構文が同じ段落が3つ並んでいるものだった。その構文から、意味や訓点や空欄補充を考えさせる問題である。これは漢文が論理的な問題になっていることを実感させるのによい問題である。単に句法の記憶だけでは解決できないことをよく示してくれている。私の解説も、その論理性を中心にして話をした。
 古文の方は擬古物語であり、比較的分かりやすいものだった。それでも和歌の解釈はあるいは難しかったかもしれない。まず文法的に正確な解釈を、その後で前後の文脈から内容をとらえる、という意識付けには良い問題だった。


 7月の講習が終わった。7日間、生徒はよく出席したと思う。一部早々に見限ったものもいるが、大半が出席して頑張っていた。その姿勢が大切なのだよ。自分をよく律することのできる者は自分なりの勉強計画でやれるだろうが、そのような人間はそう多くはない。やはり、「導いてくれる者がいなければ、どうして分かりましょうか」である。
 今回の講習は問題文に自分なりにメスを入れるための方策をいくつか紹介した。参加してくれた諸君、少しはためになったかな。明日・明後日の全統マーク模試で早速その成果を試してくれたまえ!