現代文

今日は現代文2クラス。1クラスはディベートの1時間目で、先日の別のクラスでやったこととほぼ同じペースで行った。

もう1クラスは、テストの返却で時間がかかるかと思い、別の内容を用意していったのだが、意外にも彼らはテストの点について何も言わなかった。そこで、1時間をかけて「再話」をやった。
使ったテキストは、日本語多読の会のHPに公開されていた「絵姿奥さん」という日本の昔話。約1,600字以上のものだ。これを1回目は内容確認のために読むだけ。2回目はメモを取らせながら読む。そしてこの話を800字で再現させた。結果は、意外なほどよく再現できていた。800字という字数も苦もなくこなしていた者が多かった。さすがは再話の威力である。
そして、今回は使ったテキストが良かったのだろう。生徒も大変に熱心に取り組んでくれ、よく再現できていた。今までは韓国の昔話ややや長い日本の昔話などを使ったが、この「絵姿奥さん」という話はなかなか良い。
それにしても、再話はどんな場面でも有効な教育方法である。大学生にもやってみて、非常に評価が高いものだ。おそらく高校生にも評価を得られるだろう。もっと体系的に取り入れたいものである。