2012-01-01から1年間の記事一覧

読解方略を適切に使う能力を養う授業へ

今日から後期開始である。とはいえ、3年生はあっという間にセンター特編に入ってしまう。あと2ヶ月、といったところである。採点業務が押しているのだが、とりあえず目の前にある授業の準備を明け方の5時くらいまで行い、今日の授業に備えた。 今日は現代文…

定期考査4日目

北海道から戻ってきて最初の日、こちらはまだ定期考査中であった。今日はその最終日。私のいない間に古典講読の考査は終わっており、今日は古典と数学(or英語)の考査であった。滝川市での4日間は私にとってとても得難い経験をした時間だったが、日常に戻っ…

さらば、滝川

3泊4日にわたる滝川市での滞在も今日で終わりである。私を迎え入れてくださった集会の兄弟姉妹の温かな交わりのせいか、ここを離れるのが辛くなってきている。だが、日常に戻らねばならない。仕事も待っている。意を決して荷造りを始めた。 ホテルを出たのが…

愛(i)か空気(Air)か

滝川市に滞在して3日目。今、無事その働きを終えることができた。守ってくださった神様に心から感謝したい。 今回の旅行に際して、愛用のPowerBookを持参した。仕事や論文書きがもうたまりにたまっていて、それを滞在中に少しでもこなすことができたらと思い…

北海道滝川市へ

今日は1日お休みを取って、北海道へ行く。道央の滝川市にある集会で聖書の福音を伝えるためである。時々このようにして各地にある集会からお招きを受けて、福音を語ったりみことばを学んだりしている。今年は春に青森県八戸市へ行った。今回は滝川市へ。そ…

前期期末考査1日目

今日から期末考査に入った。今日は現代文・リーダー・数学であった。このように、現代文は考査の第1日目に組まれることが多い。それだけ採点に時間がかかるからだろう。事実、いつも採点の終了が長引いて他教科の足を引っぱるのは国語科である。こうした配慮…

産みの苦しみと楽しみと

今日は試験前最後の授業である。文系の現代文1クラスのみであった。「誕生日について」の最後の部分、「誕生日の喪失」の箇所を生徒に問いかけ、体験を呼び起こし、説明をする。 クライマックスの一つは「まがいものの自己」かな。「まがいものの自己」とあ…

少しずつ山は越えつつある

今日の授業は2つ。どちらも古典である。そのうち、文系の方は「師説」が第4・5段落と残っていたので、しっかり授業をする。それでも少し時間が余ったので、質問タイムとした。理数科の方は残り数行だったので、その部分を訳させ、全体を確認して終えた。残り…

当面は落ち着いているものの……

土曜日のHDD問題は未だ解決しない。それでもまだ落ち着いていられるのは、やはり当面の大事なデータをUSBメモリに入れていたからだろう。そうでなかったら、かなり悲観しているはずである。私は実は肝っ玉の小さい人間なので、そういうプレッシャーに極度に…

論文第1稿の書き上げ、しかし……

昨日の夜と今日の夜と、何とか今週中には書き上げたいと思っていた論文にずっと時間を取っていた。特にこの夜はほぼ徹夜の状態で書き続けていた。全6章からなる論文の、第4章まで書いて、さてblogでも書こうかと思ってシステムを立ち上げるハードディスクを…

「子ども」から「大人」への変化を考えよう

今日の授業は3コマ。比較的授業の少なかった今週においては授業数の多い1日だった。そのせいか、あるいは昼休みにも放課後にも生徒への指導があったせいか、1日中ずっと動き回っていた気がする。ちょっと疲れた。 授業は文系の現代文が2つ、文系の古典が1つ…

授業の合間に論文執筆

今日の授業は2コマ。現代文が1つと古典が1つである。その合間を縫って、もちろん校務も行ったが、論文を執筆する。一端書き始めると火がついて、論文を書くのがおもしろくなってくる。自分が今追いかけていることがどのように自分の主張につながっていくのか…

溢れる発想をなだめすかすのが執筆だ

今日は授業変更のために授業がない。無論、会議が2つあり、しかも1つは私が非常に関わるものなので休むことはできない。そこで、これ幸いと、昨日ほとんどできなかった論文の執筆をする。やっとまとまった時間を論文執筆に注ぐことができた。しかし、これか…

監督と指導とプールと

今日は祝日であるが、年間計画で本日に3年生の小論文模試を入れざるを得ず、その模試監督のために出勤した。G研の模擬試験である。受験した生徒は15名。3年前や6年前に担当した時とは違って、本当に少なくなった。学校としての指導の流れが今までとは少し違…

「勝ち負けの変なしこりを」残す遊び

今日は他人の授業変更依頼を受けた結果、4コマになってしまった。しかも、午前中は3コマ連続、昼休みをはさんで4限にも授業が入った。つまり、4コマ連続である。まあ、これは私自身が望んだ結果ではある。昨日、4コマの授業の並べ方について教務より打診を受…

芋づる式の文献探索

現在、ある論文を書こうとしている。基本的な構想はできあがっているはずなのだが、なかなか書き進められない。そこで、今回の論文の大元となる、ある参考文献をもう一度読み直そうと考えた。空っぽのバケツから水を汲もうと思っても、それは無理な相談だ。…

空間的イメージ把握と言語的論述との結合を

今日の授業は3つ。古典が1コマ、現代文が2コマ。理数科と文系だ。古典は「無名抄」のまとめをプリントで行い、さらに漢文の「師説」を音読し、練習させ、さらに内容読解に入っていった。このクラスは定期考査までの残り授業数が少ないので、音読練習はやむな…

原文のプリントを配った方がよいのかな

今日は現代文が1コマ、古典が1コマの授業があった。現代文は文系クラス。ようやく今日で、夏休みを跨いで読んでいた「画家の領分」という評論を読み終えた。最後は少々強引に終えたけれどね。 でも、この文章は「画家」というものがどういうことをしているの…

源氏物語を終えて……

今日の授業は古典講読と理数科の古典であった。古典講読では源氏物語の薄雲巻を読んでいる。面白いもので、講読の教科書に載っている薄雲巻の文章は、まさに薄雲巻の冒頭部分である。明石の君が光源氏から姫君を引き取りたい旨を伝えられ、苦悩する場面であ…

新たな世代の台頭

昨日の朝日新聞の別刷「Be」の「フロントランナー」という記事で、内田樹の『街場の文体論』などを出しているミシマ社の代表、三島邦弘さんが紹介されていた。『街場の教育論』など、内田本の主要なタイトルのいくつかを出している出版社なので、興味深く読…

涼しくなりましたが……

最近は、朝晩はけっこう涼しい。夜中に買い物に行くという妻の荷物持ちとして出かけていったのだが、Tシャツに短パンという格好でスーパーに行ったら、ずいぶん寒い思いをした。日中はまだ暑いし、今日は日中雨がちで、窓を閉め切っているのに教室のエアコ…

早くもセンター試験出願指導

今日のLHRでセンター試験の出願指導が行われた。いやぁ、もうそんな時期か。早いものだ。センター試験の出願指導が行われると、受験準備もいよいよ大詰めだな、という気持ちになる。 生徒を視聴覚ホールに集め、その場で出願書類を配り、ビニール袋を開け…

授業準備と論文と……

今日は授業変更のマジックで、授業のない日だった。その分、明日は大変なことになるのだけれど……。せっかく与えられた何もない日なので、申し訳ないが、自分の研究を進めることにした。主に午前中を論文書きに当て、午後を授業準備にしようと目論んでいた。…

初等教育は今どうなっているの?

私には小学4年の次男がいるが、彼はまだ夏休みの宿題を終えていなかった。算数の宿題で、計算ドリルの指定された範囲を2回やり、余力のある者は配布されたプリントをやるように、という宿題だった。しかし、彼は計算ドリルさえ終えることができなかった。そ…

和泉式部の和歌と藤原俊成の和歌

今日の授業は古典が2コマである。文系と理数科。文系は進度が少々遅れていて、今日でようやく和泉式部日記が終わった。理数科は順調に進み、無名抄に入っている。今日で2時間目。 どちらも和歌が中心の話である。和泉式部日記の方は和歌が話の流れの中に入っ…

電子黒板を使った現代文の授業 その2

今日は現代文が2コマ、理数科と普通科文系である。扱っている教材は李禹煥の「画家の領分」である。寡聞にして知らなかったのだが、この文章はH23年度のセンター試験追試験で出題されている。教科書の方が引用範囲は後ろの方に多いが、冒頭から3分の2まで全…

電子黒板を使った授業 その3

今日も古典と古典講読1つずつの授業だった。どちらも電子黒板を使った。 昨日の反省に基づき、教材本文のファイルを自分で作成した。Wordで作成したものをpdfファイルに変換し、それをプロジェクターに映し出す、という方法である。こういう場合、Macはpdfフ…

電子黒板を使った授業 その2

今日は古典講読と古典の授業で電子黒板を使ってみた。古典の授業では本文を大きく表示しながら授業をするというのは効果的であると考えている。すぐに単語に切り分けて口語訳をする箇所を指示できる。 そこでやってみたのだが、現在の環境ではあまり使えない…

電子黒板を使った現代文の授業

今日から授業が再開された。大清掃の後、60分に短縮されて授業が5限まで行われた。私は他の人の授業を請け負ったりしたために、同じクラスの現代文が2コマになってしまった。 この夏休み中に全ての普通教室に電子黒板の機器が配備された。プロジェクターとス…

ブックトーク初体験

午後からは図書館協議会の中新潟地区司書教諭連絡会に出席した。第2回目の今日は、「ブックトーク体験」と題して、出席した13人の司書教諭たちがブックトークを体験しよう、という研修会・ワークショップである。 計画では模範演示をどなたかにお願いしよう…