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絵の中にストーリーがある絵本

 今日の言葉指導法では、絵本の読み聞かせを扱った。読み聞かせについては昨年の指導法ですでに触れてはいる。しかし、1度くらい話を聞いたからといって、読み聞かせがうまくなるわけではない。まして、絵本の奥深さについて考察を深めることもできない。そこで、今年度の指導法でも読み聞かせについてさらに考える授業を行った。
 いくつかの絵本には、絵の中にストーリーがあるものがある。言葉で綴るストーリーとは別に、絵の中にストーリーを補完するストーリーが隠されていたり、本編のストーリーとは別のストーリーが描かれたりするものがある。これらを探しながら読むこともまた、絵本を読むことの楽しさだ。
 今日の授業では以下の絵本を紹介した。

とん ことり (こどものとも傑作集)

とん ことり (こどものとも傑作集)

これは、絵の中のストーリーの面白さを私に教えてくれた、記念すべき本である。
はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

この絵本の中にも、サイドストーリーとも言うべきストーリーが絵の中に隠されている。
バムとケロのにちようび

バムとケロのにちようび

バムとケロシリーズは、こうした絵の中にあるストーリーを探すのにもってこいのものだ。
旅の絵本(5)  スペイン編 (安野光雅の絵本)

旅の絵本(5) スペイン編 (安野光雅の絵本)

これは『とん ことり』の特長を紹介することから派生したテーマを説明するのにもってこいの絵本である。何しろ、絵本の中にセリフが全くない。まさに「絵」本なのである。

 これらの絵本を題材にして、絵の中にストーリーがある絵本や文字・セリフのないページのある絵本をどう読み聞かせするか、学生たちに自分のアイデアを書いた後、それを交流させた。その後で、事前に持参させた自分の読み聞かせたい絵本について、効果的な読み聞かせ方を考える課題に取り組ませた。
 絵本の読み聞かせはとても楽しいテーマである。いろいろな絵本があり、それを知るだけでも楽しい。そして、その絵本をどのように読み聞かせするか、いろいろ試行錯誤することも楽しい。学生たちにたくさんの試行錯誤をさせたいものだ。