文献検索の方法の授業

 今日の2年生ゼミは文献検索の方法についてであった。本学図書館の司書の方が図書館のOPACを用いた文献検索のしかたについてレクチャーしてくださる。毎年のこの時期に、2年生ゼミでこの授業をしてくれる。非常にありがたいことだ。学生にはせっかくのこの機能を大いに活用して、自らの研究に生かして欲しい。学生のふりかえりにも、様々な情報にアクセスできることを知って喜んでいる様子がうかがえた。
 私が本学に赴任して驚いたことの一つが、この図書館の充実ぶりである。収蔵図書の質もなかなかのものなのだが、素晴らしいなぁと思ったのは、この文献検索のシステムである。図書館のWebページに文献検索のページがあり、その中から本学図書館所蔵の資料を調べたり、CiNiiでの図書や論文の検索ができる。さらに、本学の教員限定だろうが、参考資料の書誌情報を個人的にストックできる機能がある。そして、これを用いて参考文献のリストを出力させることができる。
 これが、研究者として仕事に就いている者が享受できることなのかなぁと思う。私は短大での教育を行うと共に、研究を行うことも重要な業務として課せられている。その研究業務をサポートすることは、大学としては当然備えなければならないことなのだろう。他の大学の様子は知らないけれど、本学が提供してくれる研究のための環境はなかなかのものだと思う。
 高校教員の時に、自分でせっせと論文を書いていたときは本当に苦労したなぁ。文献検索にも結構苦労したし、いざ論文としてまとめる際にも、参考文献のリストを作成するのになかなか苦労させられた。しかし、本学図書館が提供している機能を使うことにより、それらの手間はかなり軽減されるだろう。このような文献検索システムや書誌情報管理システムは、もちろん個々には様々なところから提供されている。しかし、これだけ一元化して提供されているのはあまり見かけない。さすがは研究機関だと思う。