絵本の読み聞かせ
今日は、昨日行ったオピニオン・ペーパーを用いた授業の別のクラスがあり、そこでも同じようにして行った。この授業は、私は3クラスを持っている。よって、同じことを3回繰り返すわけである。それぞれに対象となる学生が異なるものだから、その反応にもクラスごとの違いがある。活発に反応してくれるクラスもあるし、静かに深く反応してくれるクラスもある。しかし、昨日の授業から最初に絵本を紹介し、絵本の読み聞かせを行っているのだが、この時ばかりはどのクラスであっても「シーン」と静まりかえる。これは、お話の力だなぁ。私の拙い授業や注意喚起の声などを軽く押しのけて、学生たちを集中させる。
この授業では、これからできるだけ毎時間の最初に絵本を1冊ずつ紹介し、読み聞かせをしていこうと思っている。選択の基準は私の超個人的嗜好による。というか、私自身が自分の子どもたちに読み聞かせてきたものが多い。学生には1冊でも多くの絵本を知り、自分でも手に取って、絵本に親しんで欲しい。そして、子どもたちに読み聞かせてやれる保育士になって欲しい。
ちなみに、今日読み聞かせたのはこの絵本である。
- 作者: いとうひろし
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/10/17
- メディア: 単行本
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幸い、学生たちにも好評だったようだ。昨年度の国語の授業で、学生の一人がこの絵本を授業の中で紹介していた。その子は良い選書眼を持っていると思う。ただ、その際は5分間のブックトークの中で紹介していたはずなので、読み聞かせを聞いたのは今回が初めてのはずだ。「自分も手に取って、もう一度読んでみたい」、「自分も子どもたちにこの本を読み聞かせしてあげたい」という感想を寄せてくれた学生が多くいた。学生たちにちょっとしたプレゼントができたようである。