反語+否定詞は……

 自分ではそう思っていなかったけれど、この3連休は本当にゆっくり休めたんだなぁ。特に、昨日の温泉行きが実感以上にまったりしたのだなぁ。今日を迎えるのが苦痛であった。まだまだ休み足りない。同時に、そんなに休める日が来るとしたら、それは定年後だね。
 本を読むのに夢中になりすぎて、家を出るのが遅れてしまった。今日からまた特編授業の再開である。今日は漢文の問題を取り扱う。反語が数カ所出てくる文章で、しかもその反語が否定詞と一緒に用いられている。反語はいわば「否定の強調表現」なので、「反語+否定詞=二重否定」と考えて良い。したがって、反語的な訳し方ではなく、「きっと〜にちがいない」などの訳し方ができる。これが分かっていないと、今日の文章は難しかっただろう。私も最初はなかなか意味を取れなかった。
 それが終わると、明日の随筆のための解説プリントを作成する。意外にも作業はスムーズに進み、勤務時間内で作り終えることができた。先週の金曜日にできるだけ先に予習を進めていた、そのアドバンテージが効いている。なるべく、自転車操業にならないようにやっていこう。
 朝方、夢中になって読み終わったのは、この本。はい、すっかりはまっています。

 やはり、「アインクラッド」編での話が一番しっくりくるなぁ。HPの消失=本人の死、という設定は、おそらく作者の想定以上に作品を緊密なものにするのだろう。つまりはそれは、この現実世界と同じ設定であるからかもしれない。その中で、二人の心が次第に寄り添っていく、その過程をこそしっかり描いてほしい。『プログレッシブ』として刊行されるシリーズは、このアインクラッドでの一層ごとの話を描くという。設定的矛盾はあまりにむちゃくちゃだが、それにさえ目をつむれば、内容の展開に期待したいところである。