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学位論文を提出した

 本日(9日)、博士論文となる学位論文を完成させ、提出した。無事、受理していただいた。昨年末からずっと懸案で、ずっとかかりきりになっていたこの論文を、ついに完成することができた。
 今回ほど体力の限界を感じたことはない。土曜日の夜以来、ほとんど眠らないで草稿の修正に当たっていた。4晩全体で睡眠時間は2、3時間もないだろう。これだけぶっ続けで何かに取り組んだことは、私の人生全体でももはやないかもしれない。そんなギリギリ限界まで追いつめられて、それでも何とか形にすることができた。
 もちろん、そのようなものだから完成度については正直自信がない。とにかく形にして具現化することにこそ価値があると思っていたので、何はともあれ「完成できた」ということを最大の成果としよう。この論文に盛り込んだ研究は、これから進めていかなければならないことを数多く含んでいる。私の研究の(とりあえずの)まとめではあるが、同時にこれからの研究の道しるべでもある。
 思えば、40歳になった頃に、「50歳になるまでに博士論文を書きたい」と思っていた。その時は大学院に入って論文を書こうとは思っておらず、学位請求論文を書こうかと思っていた。それが、ずいぶん経過は変わり、残念ながら1年遅れたけれど、その時思っていたことを結局は実現できたことになる。何か一つの目的を持つことは大切なことなのだ。
 論文の紙を現社研に持ち込み、同輩の先生の協力を得て仮製本し、学務に持っていって提出した。無事、受理していただいた。その後、昨日提出し終えているその同輩の先生とコーヒーで乾杯(?)した。提出し終えたときの気持ちは、解放感というよりも、達成感というよりも、「空白感」というものなのかもしれない。ずっとのしかかっていた重しが不意にとれて、むしろ戸惑っているような感じである。達成感や解放感はこれからじわじわとやって来るのだろう。ともあれ帰宅して、早々に布団に潜り込み、あっという間に眠ってしまった。5時間眠り続けた。家族が起こしてくれなければ、もっと寝ていただろう。起き上がって夕食をとったりしても、まだ眠気が襲ってきたし、体がフラフラする。再び眠り、朝の5時に起きて、授業準備などをしている。
 ともかく、終わった。どんなに多くの人々の協力と指導があったことだろう。何よりも、ここまで導いてくださった神様に心から感謝したい。関わってくださったすべての人に感謝し、博士論文提出の報告をする。