『教師のための読者反応理論入門』
教師のための読者反応理論入門―読むことの学習を活性化するために
- 作者: リチャード・ビーチ,山元隆春
- 出版社/メーカー: 渓水社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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しかし、今回この本を読んで、いやぁ驚いた。分かる分かる! 何が書いてあるのか、何を言おうとしているのか、何とつながりがあるのか、かなり手に取るように分かる。実に不思議な感覚だった。
これは、私のこの分野に関する経験が増えたからだろう。そして、曲がりなりにも読みかじったいくつかの文献での単語やら概念やらとこの本の内容とがリンクし始めたからだろう。ほんの数ページを読んだだけなのだが、非常に重要なことがここに書いてあることにようやく気付いた。
いやぁ、こうした本をたくさん読み、こうした分野に関する知識のネットワークを持っている人が「専門家」なのだろうね。専門家とは、ある特定分野に関する知識のネットワークを自らの頭の中に構築している人のことだと言えるのではないか。
と同時に、自分がいかに文献を読んでいないかに気付かされる。うーむ、本来これは一昨年に終わっていなければならないことだ。これから後1年間で追いつけるのかな。不安ではあるが、やるしかあるまい。やらないよりはやった方がよい。そう考えて、とにかく進んでいかねばなるまい。