「二月つごもりごろに」の授業

 2組での授業。今日から本格的に「枕草子」に入る。扱うのは「二月つごもりごろに」である。日記的章段の、清少納言の「我誉め」が表れる内容のものだ。だが、その裏には中宮定子への敬愛があり、追憶の念がある。また久しぶりに『源氏物語の時代』を読み直してみようかなぁ。一条天皇と中宮定子との関係を今一度頭に想起しておかないと。
 今日は「枕草子」の説明を行った。上記のような説明を少しした。そして、読みの練習をまずは行った。次に敬語の確認、そして冒頭部の主語の確認をした。プリントを作っていたのだが、もう少し丁寧なプリントにすべきだったねぇ。敬語を1つ指摘し忘れていたし、主語の確認ももっと多くすべきだった。だが、そうするとA4裏表1枚というフォーマットが崩れるからなぁ。
 古典は楽しい教材が続く。楽しみである。それに引き替え、現代文はしんどいなぁ。研究のこともあるし、「山月記」に終わりをつけなければならないし、次の評論の準備をしなければならない。本当に「現代文」は労多くして実りが少ない。その代わり、郎以上の実りを得る時もあるのだが。