漢文訓読の授業

 8組と2組での授業。8組は漢文訓読の練習に入る。「ますらを漢文訓読」のプリントを配り、生徒に自主勉強をさせる。ただ、今回は10組の時よりも説明を少し詳しくする。様々な種類の返り点の説明の中で、いくつかのパターンを示してやったり、間違いやすいパターンを示したりした。そのせいか、10組の時とは違って「わからない〜」と嘆くような生徒の声を聞くことはなかった。うーむ、説明を多くすれば、その分自分たちが学習を進める時間が少なくなって困る、と思うんだけれどな。
 2組では「丹波に出雲といふ所あり」のまとめをまずは行う。聖海上人の「感涙いたづらになりにけり」という結末を迎えたのは上人の勘違いが原因だが、では、上人は何故勘違いしてしまったのか、という質問を生徒に考えさせた。その答えは、私が想定していた3つのパターンのすべてが出てきて、感心した。「宗教家の視野の狭さ」に類するようなアイディアは他の2つのクラスからは出てこなかったものだ。いやいや、大したものだ。