物理は実験ができるのだね

 教育実習生の研究授業が次々と行われている。ということは、彼らの実習がもうすぐ終わる、ということだ。寂しいなぁ。それぞれは2週間、または3週間を頑張ってきた。何だかもうそんなに時間が経つのか、と時の経つことの速さを感じる。私の大切な卒業生たちだものね。
 今日は物理の実習生の研究授業があった。彼女を2年間教えた者としては、彼女の大きな成長ぶりを嬉しく、またまぶしく感じる。残念ながら私自身の授業とだぶってしまったので、途中のほんの10分間くらいしか見ることができなかった。
 4人ずつのグループを作らせ、厚紙でコマを作らせて、どのようにしたら良く回るコマが作れるか、という「実験」をさせていた。その結果を踏まえて、良く回るコマの計算方法を教えていた。そうか、物理という科目は実験をさせることができるのだね。しかも、ごく簡単な道具で。その実験で得た知見を元に、物理現象の原理を理解するとともに、その計算方法も生徒自身が見つけるようにすると、なおいいのだろうなと思った。
 国語において、この「実験」に当たるようなものは何かなぁ。そうした知見によって自分で計算法を見つける、という授業を国語でできるかなぁ。