「丹波に出雲といふ所あり」の授業

 8組での授業。だいたい10組と同じ内容である。ただ、序文の説明がまだ残っていたので、それを説明する。その次に「徒然草」全般についての知識を整理し、その後で「丹波に出雲……」に入る。
 まずは音読をさせ、音読練習を繰り返す。「第2回 峰本杯争奪……」もしっかりやる。このクラスはノリが良く、こうしたイベント系の作業には食いついてくる。
 その後の、この文章の「冒頭」「発端」「クライマックス」「結末」の部分を探すプリントをやらせた時も、7分間という短い時間にもかかわらず、生徒たちは隣同士で相談を始め、にぎやかに学習をしていた。本当にこのクラスはそうした共同学習の温度が高い。私のクラスではこのような和気藹々とした雰囲気が生まれない。若干1名は喜んで他の生徒の所へ席を立っていくが、大半は自分の席に着いたまま黙々と学習を始める。うーん、面白くないなぁ。今度、あえて共同作業になるようにデザインしないといかんなぁ。この8組はそんなことをしなくても良い雰囲気で作業が始まる。おそらく、このクラスの担任が英語科であり、英語においても良く共同作業をするので、その影響だろうか。