「夕顔」の授業

 4組での授業。4組は金・月・火と3日間連続して授業がある。そして、これまではあまりつぶれていない。そのためか、進む進む。いよいよ夕顔の巻のクライマックスにさしかかってきた。
 今日の箇所は源氏が夢を見た後、灯が消えているのに気づく場面。そして、手をたたく音が不気味に響いたり、渡殿の灯も消えていたりと、真っ暗闇な中で不安がいよいよ増し加わっていく様子を追っていく。
 生徒は今ひとつノリが悪かったが、こちらはお構いなくノリノリで授業を進める。もう古典講読では「アクター」としての教師の姿を前面に出している。そうすることで少しでも生徒自身で作品の場面を想像し、そのメンタルモデルを通して内容を理解して欲しいと思っている。