怒濤の11月だぁ!

 今日は文化の日である。表彰やら何やらが行われている日で、個人的には小澤征爾西田敏行が表彰されることになったのが嬉しい。そうそう、ドナルド・キーン氏も表彰されるそうな。今日の朝日新聞天声人語によい話が載っていた。キーン氏が「いつまでたっても日本文学の紹介者といわれる。いつになったら“研究者”と言われるのだろうか。」という言葉がなかなか胸を突く。我々の外国人に対する異星人的な視点はどうにかならないものだろうか。氏は、若い時に古本屋で見つけた源氏物語の分厚い英訳本を買ったそうだ。それは「格安」だったからとか。日本文化が軽視されていた頃だろうからね。戦後すぐなのかな。それでも、何かに惹かれて買い求め、読み進めるとそこに宝を見つけたわけだ。良い話だと思う。本との出会い、本物との出会い、そして、それに自分の力を注ぎ込むエネルギー。我々に必要なものがいくつもそこにはある。
 さて、久しぶりの休日で、今のところずっと家にいる。休日はけっこうのんびり過ごしているはずなのだけれど、どうも心理的に落ち着かない。それは、11月が怒濤の月であるからだろうか。
 11月は明日から保護者会がある。また、月末には後期中間考査がある。そうした仕事ももちろんだが、11月の22日〜24日に、私は高知へ行って聖書のお話と聖書の学びをする。また、12月4日・5日には東京へ行って聖書の学びをする。今年はこれらの予定がこの時期に集中してしまった。こんなに集中するのは初めての経験だ。
 当然、その準備で連日大忙しとなるはずである。ところが、まだそれらの準備を本格的には始められていない。構想は頭の中でいろいろあるのだけれど、どうもまとまった時間を取ることができないのだ。朝早く起きて、これらの準備をしたいのだが、先日風邪を引いて以来、どうも朝早く起きることができない。かといって、夜遅く勉強すればよいかと思うが、これまた眠くなってしまう。まだ体調がしっかり回復していないのだろうか。
 今日はその意味では貴重な1日なのだ。だが、息子のたっての希望で、午後はプールへ行くことにしている。私も少し身体を動かして、固まった筋肉とともに凝り固まった頭が和らぐと良いなぁ。