「こころ」の研究メモ添削

 昨日の4組で提出された「こころ」の研究メモを添削した。生徒の提出した疑問点をチェックし、さらに足りない点について指摘するのである。全12グループのうち8つほどが提出した。まあ良い提出率だ。
 それぞれのグループは私がぜひ触れて欲しいポイントをけっこうきちんと指摘している。もちろんほぼすべてのグループに追加の疑問点を加えておいたが。でも、疑問に思うべき箇所はちゃんと踏まえているので、よしよし、という思いである。できれば私が「おおっ」と思うような点を指摘して欲しいのだが、まあ今後に期待しよう。
 残念なのは、それぞれの疑問点に対する彼らの追求がまだまだ表面的であることだ。全体の流れを十分に踏まえずに、状況だけからあり得る答えをポンと示しているに過ぎないものが目立つ。もっと前後を読めば明らかに違う意味があるはずなのに、そこまでは目が届かない。次の授業では、全体の文脈を踏まえて部分の疑問について解釈をすべきことを伝える必要がありそうだ。