伊勢物語の授業

 8組と7組での授業。それぞれ2時間目である。伊勢物語初段の「初冠」を読んでいる。
 音読の練習をする。最初のせいか、どちらのクラスも大きな声が出る。素晴らしいね。いつもこうであるといいのに。
 プリントを使っての文法の確認。やはり文法の知識が不正確だ。なるほど、模擬試験で点数がとれないはずである。さて、どうやったら文法の知識を定着させられるか。反復練習しかないのだけれど、その反復練習をいかに楽しく面白く、継続して全員が取り組めるようにするか、思案のしどころである。同僚の一人は、週末課題用に買わせた文法テキストを毎時間最初の5分間にやらせるとのこと。それもいい方法だ。週末課題は、残念ながら全員が提出するわけではない。まあ、こちらが提出するよううるさく言わないせいもあるけれど、昨年末の実績では半数くらいかな、ちゃんと提出したのは。それをカバーする意味でも、いい方法である。ただ、それだとまじめに毎回提出する生徒にとっては新しいことをする時間を奪われることになる。どちらを優先するか、そしてどちらを推し進めるか。教員の考え方が問われるところだ。
 その後、口語訳を進める。どちらのクラスもほぼ半分くらいまで進んだかな。順調な滑り出しで良いのだが、こちらの準備が追いつかない。