伊勢物語「梓弓」による和歌の授業

久しぶりの授業のあった1日だった。自分のクラスでの授業。前半はテストを返し、後半は「梓弓」を使って和歌の修辞法を中心に解説した。枕詞と序詞を説明し、特に「梓弓引けど引かねどむかしより心は君によりにしものを」の歌が、「梓弓」と「引く」という、きわめて関連性の強い印象を与える言葉でありながら、「梓弓」が枕詞であるため、訳出しないということを強調して説明する。枕詞のマジックをよく印象づけられる和歌である。