日誌

今日から授業再開である。大清掃の後、いきなり通常授業である(5分短縮の60分授業ではあるが)。私は今日は古典1時間のみだ。前期期末考査が9月末にあることを考えると、授業時数をしっかり確保しておきたいのは山々だが、それでもエンジン始動直後はゆるりと始められた方がいい。


その古典1時間は夏休み前の授業の続き。伊勢物語「芥川」の後半部分の解釈である。しかし、生徒にやる気のないのは目に見えているし、解釈ばかりではそのやる気のなさを増長させるばかりだ。そこで、いろいろ考えた結果、前半部分のあらすじをまとめさせることにした。しかし、ただ「あらすじを書け」だけでは書けないだろうから、5W1Hを手がかりにして、前半部分の「時」・「場所」・「出来事」をどんどん指名して確認することにした。前半の「時」については、夜のいつ頃から始まるのかはそれぞれの解釈になるから、生徒が適当に答えてくるのをかまっていると、何とか彼らも食いついてきてくれたようだ。この雰囲気をてこに、解釈を乗り切った。授業も楽しくなくっちゃね。