村上市に行って思うこと

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 今日は学生の実習の巡回のために村上市に行ってきた。村上市は先日の地震震度6強を観測した所だ。しかし、園の先生に聞いたところ、村上市中心部はそれほどでもなかったらしい。

 私はかつてこの村上市に住んでいたことがある。高校教員時代、2校目として村上女子高校に赴任した。この地に5年間住んでいたのだ。久しぶりに村上市に来たので、私が住んでいた2軒長屋がどうなっているかと見に行った。その場所の現在の姿が上の写真である。もうすっかり変わってしまっていた。2軒長屋が3棟並んでいたのだが、全部なくなっていて、後には洒落たお家が建っていた。何ともはや、である。

 お昼にかけて訪れたので、当時時々食べに行っていたとんかつ屋さんに行った。いやぁ、こちらは昔のまま。懐かしいなぁ。
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 かつてよく頼んでいたとんかつ+ご飯+スープを今回も頼んだ。そうそう、この味! 懐かしい味である。でも、厨房にいたご主人と奥様はすっかり白髪になっておられた。

 そこで、ふと考えてみた。私が村上市にいたのはもう27年前になる。私が26歳〜31歳の5年間をここで過ごしたのだ。その間に昭和から平成に変わった。村上市を後にして27年が経つことになる。時の遠さをしみじみと感じた。というか、あの時から私は27年間も生きてきたのだ、という思いが強烈に湧いてきた。うーん、なんなんだろうね、この感覚は。

 私は初任地で小出町(現魚沼市)に住み、2校目で村上市に住んだ。その後は新潟市にずっと住んでいるので、あまり感じることはないのだけれど、こうしてかつて住んでいた場所を再訪してみると、その時のことが頭によみがえる。そうして最近は、あれからずいぶんな時間が経ったのだなぁ、という感慨を持つことが多い。それだけ歳を重ねてきた、ということか。願わくば、その重ねた歳にふさわしい自分でありたいものだ。