紙芝居、パネルシアター、エプロンシアターの比較の授業

 昨日と今日、紙芝居、パネルシアター、エプロンシアターの比較をさせる授業を行いました。
 紙芝居については昨年の授業でも取り上げ、学生同士で演じさせています。エプロンシアターは他の教員が取り上げたりして、学生たちにとっては比較的馴染みのあるものです。しかし、パネルシアターはあまり親しみを感じていないように思います。そこで、私の懇意にしている方から自作のパネルシアター3点をお借りし、それを学生たちの前で私が演じてみました。ほとんど練習もない、ぶっつけ本番のようなものなのですが、それでも学生たちには受けたようで、よい反応を返してくれました。ぶっつけ本番のような演じ方をしたのは、私の演じ方ではなく、このパネルシアターの作り方に注目してもらいたかったからです。その自作の仕方が意外に簡易なもので、学生たちにはとても参考になるだろうと思いました。そこで、私は演じ方よりもパネルシアターの可能性について紹介しました。
 その後、紙芝居、パネルシアター、エプロンシアターのそれぞれを演じているビデオを本学の図書館から借り、学生に見せて、それぞれの特徴・長所・短所をまとめさせます。それを踏まえて、自分が保育の現場で演じる際の演じ方や注意点などを考えさせました。その際、4、5人の少人数を前にして行う場合と、20数名のクラス全体で行う場合とに分け、それぞれの場面において考えるべき工夫についてまとめさせました。そうしておかないと実践的ではないだろうと判断したからです。そして、そのまとめた考えを学生同士で意見交流させました。
 この授業は毎年行っているのですが、毎回比較的好評です。パネルシアターやエプロンシアターに関心を向けさせるのにはよい機会となっていると思っています。