口火を切る大切さ

 昨日、メールによるブッククラブが始まったことをお知らせしました。私は2つのグループに属していますが、何しろ公開講座の仕掛け人ですので、ブッククラブでも自分から動こうと思い、最初のメールを出しました。ブッククラブの進め方と1回に読んでいく量とを提案しました。メンバーからは了承する旨の反応があって嬉しく思いました。できればメンバー全員から反応が欲しいところですが、何しろ始まったばかりですし、慣れないことですからね。OKです。
 私が参加していない他のグループの方は、なかなか動きがありませんでした。少し心配していたところですが、忙しさに紛れて、ついそのままにしてしまいました。そうしたら、今日になって1つのグループで最初の書き込みがされたそうです。いやぁ、良かった。皆さん、気にはしておられるのでしょうが、最初の口火を切ってメールを出すのはなかなか億劫なものです。いよいよブッククラブが動き出しそうです。
 どんなことでも口火を切るのは難しいことです。他のメンバーが何も動き出していないのに、自分が最初に動きを見せるのは何事に付けても勇気の要ることです。私は比較的、そうした口火を切ることにあまり抵抗感がありません。特に自分から進んで参加した会合などでは、何かしら発言しようと思う心が先立ちます。発言することで自分がそこにいる意味を見いだせますし、何より全体に貢献できますしね。でも、他の方にとってはそんなに簡単なことではないのかもしれません。その中で、口火を切ることはとても素晴らしいことだと思います。
 同時に、口火を切ることを待つことも大切なのだなと、今日は考えさせられました。動きがないからといってすぐにお節介を焼くと、せっかく内面で盛り上がっていた気持ち、今にも行動に移っていきそうな気持ちに、まさに水を差すことになってしまいます。じっと待つことは、それこそ私のような人間には難しいことかもしれません。しかし、主体的に学びを起動させようとすることを願うならば、待つことは必須です。
 いろいろなことを考えさせられた、今日の動きでした。