メールによるブッククラブ

 7月2日の公開講座で、講師の吉田新一郎さんから「メールによるブッククラブ」の紹介があり、参加が募られました。あれから約1週間、参加者の中からの希望者により、いよいよメールによるブッククラブが始動いたしました。
 ブッククラブとは、数人で同じ本を読み、感想を語り合う会のことです。自分の好きな本について語るのは、意外に誰でも夢中になることです。ブッククラブはそのようにして読んだ本について語るとともに、他の人の感想を聞くことができ、さらに感想についてお互いに交流できる、とても興味深いものです。通常はメンバーが対面して行われますが、現代のようにリアルで一所に集まって合うのが難しい時代では、メールによって感想を送り合うというメールによるブッククラブが行えます。これは外国では盛んに行われていることです。さすがはブッククラブの老舗です。
 このメールによるブッククラブへの参加を、公開講座に参加してくださった参加者に呼びかけることで、次々と希望者が集まってくれました。講座では4冊の本が提案されたのですが、提案された本以外の本の希望が出てきて、講師の吉田さんを驚かせ喜ばせました。そのような経過をたどり、4つのブッククラブが始動することになりました。
 ブッククラブとして扱う本は以下の4冊です。

読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

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「読む力」はこうしてつける

「読む力」はこうしてつける

読書がさらに楽しくなるブッククラブ-読書会より面白く、人とつながる学びの深さ

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効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで (PHP新書)

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 4冊目の本が、講師の意図をも越えて成立したブッククラブです。こんなことが起こるなんて、ワクワクしますね。
 私は3冊目と4冊目のブッククラブに参加します。2冊ともすでに読み終えているのですが、改めて読み返すことも楽しいでしょうし、何よりも参加してくださるメンバーの感想に触れることができるのが楽しみです。この夏休みは、忙しくも楽しみなことを持つことができました。