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小説の場面分けの方法

 高校での授業の2時間目。いよいよ「羅生門」の読解作業に入った。まずは、昨日終わりきらなかった本文の朗読を私が続けて行う。朗読がうまい教師は得だろうなぁ。それだけで作品世界の中へ生徒を連れ込むことができそうだ。もっとも、教師がうまくなってもしょうがないのかもしれない。生徒自身がうまくならなければ。そのためには、生徒が作品世界を十分に味わえるよう、力をつけさせなければ。
 本文を確認した後、「KWLチャート」を用いて、「羅生門」を学ぶに当たっての心構えを確認させた。「KWLチャート」は、「K=私が知っていること」、「W=私が知りたいこと」、「L=私が学んだこと」をまとめるための表になっている。「K」で対象に対する既有知識を確認し、「W」で学習意欲を確認させ、「L」で学習成果を確認させるわけだ。この「K」と「W」の部分を生徒たちに書かせた。その後で、席のまわりの生徒たちとシートを交換し、「いいね!」を色ペンで書き込ませ、共有させた。こうすることで、特に既有知識を増進させることが期待できる。さらに「知りたいこと」を共有することで、学習に集団で取り組んでいることを意識付けできるかもしれない。
 その後、「羅生門」を4つの場面に分けさせる。その際、小説を場面に分けるための目安となる箇所として以下の3項目を提示した。

1.場所の推移
  ・場所が変わる所で場面も変わる
2.時間の経過
  ・時間が経っていると場面も変わる
3.内容の変化
  ・人物が追加、退場する箇所
  ・話題が変化する箇所    などで場面が変わる

これを示した後、小説の場面分けをさせた。生徒たちに場面分けの方法を知っているか尋ねてみたが、芳しい表情はあまりしていなかった。こうしたことは初めて聞くのかなぁ。
 最後に、今日の学びについて振り返らせて、2時間目の授業を終えた。