2014年度最後の日

 ちょっと思い立って、「です、ます」体から「だ、である」体に変更したい。昨年まではずっとこの文体で書いていたが、タイトルの変更を機に文体を変えてみた。しかし、どうも自分の書く体制にマッチしない。それも、blogの更新が滞った原因の一つかもしれない、と思う。
 さて、2014年度最後の日は朝から快晴で、とても暖かな一日となった。私の研究室がある建物は海辺の少し高いところにあり、研究室はすべて南向きになっている。そのため、朝からぽかぽかと暖かかった。今年に入って初めて暖房を入れなかった。こんな日がこれからは多くなっていくのだろう。
 新しい年度を迎える準備が着々と進んでいる。今日は、今年度で退職する教員のお見送りの式があった。大学は公立高校と比べて異動がはるかに少ない環境である。それでも今年は短大では4名の先生が退職した。その中に我が幼児教育学科の学科長もいる。幼児教育学科も大きく体制を変えることになる。今日見送られたのは、短大内のもう一つの学科、人間総合学科の学科長と助教だった人だ。8年半だったり3年間だったり、この大学で過ごした時間はそれぞれだが、この大学を後にするに当たっては、ある感慨があるだろう。心から、お疲れ様でしたと申し上げたい。
 また、高校の私の知人の幾人かが今日を最後に異動となる。今日は特別な感慨の中にいるだろうなぁ。私がそうだったから。2年前に、また昨年に、私は異動や退職を立て続けに経験した。その際の感慨はひとしおのものだった。知人たちも不安と心残りを胸に、明日から新たな環境に飛び込んでいくことになる。3月31日はなかなかに特別な一日だなぁ。
 そんな中、大学は明日からもうフル稼働である。明日は教授会、学科会議、入学式準備などが目白押しだ。そして4月2日が入学式である。その後はオリエンテーションが1週間続く。つまり、春休みと言える日々は今日で終わりである。論文を書こうと思い、書き進めていたのだが、どうも実験に失敗したようで、データが思うような結果を示してくれない。一昨年までいた高校で行った最後の実践研究のデータだったのだが、どうもうまく行かない。結局、実験に授業2回分しか時間を掛けることができなかったのが一番の原因だろうなぁ。私の研究にとって、2回分の授業だけではほとんど意味のある結果をもたらさない、ということが分かったのが、せいぜい獲得した結果かなぁ。確かに制約の多い中での実践だったが、もっと十分な時間を掛けるべきだった。授業を受けた生徒が浮かばれない。反省材料を得て、今後に生かしていこう。
 さあ、明日から2015年度である。また新しい学生たちとの出会いが待っている。さらに、来年度はまた楽しみな出会いもある。その分、忙しさは倍増するだろうけれど、出会いに励まされながら、進んでいこう。