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関東圏私立大がそんなに良いのかなぁ……

 国公立大学の前期試験が終わった。今は中期、後期試験への準備期間である。昨年までの勤務校では、この時期は後期試験対策の講座やら小論文指導やら、身も細るような忙しさを経験していた。現任校でも3年生担当なので、後期試験の小論文指導があるはずなのである。事前に指導を申し入れていた生徒も数人いる。しかし、いざスタートしてみると、指導に入るはずの生徒が誰も来ない。今や開店休業の状態である。嬉しいんだか、悲しいんだか……。
 どうやら前期試験が終わった後、生徒たちはその結果を待たずに、私立に受かった場合は後期試験を受けるのをパスするらしい。だから、こういう生徒たちが大勢いるから、後期試験は見かけの倍率よりも入りやすいんだよなぁ〜、と愚痴る毎日である。なかなか3月中旬頃まで受験を継続する精神エネルギーが持続しないらしい。受験は体力勝負だという、そのもう一つの意味がここにある。
 受験は何より脳活動の賜物であり、脳も人間の臓器の一部なのだから、そのパフォーマンスは体力によって支えられている。よって、最後の最後には体力がものをいう。と同時に、この受験というプレッシャーにいつまで耐えられるかというのも体力の一つなのだ。最後まで諦めずに頑張ることのできた者が、より多くの可能性を得る。それは受験という現象が我々人間に教えてくれる一つの真理である。
 私などは、関東圏中堅私立大よりは地方国公立大の方が様々の面でよいと思うけれどなぁ。授業料は安いし、生活費も比較的かからないし、何より1教員に対する学生の割合が圧倒的に少ないから、教員との密接な関わりができるしね。教員の質は関東圏だろうと地方だろうとまず同等である。大学教員は、それになろうとする者は勤務地などを選ばないのが普通である。そんな選り好みをしていたら研究職などには就けるはずがない。よって、たとい地方の大学・短大であろうと(国公立・私立を問わず)大学の教員はとりあえず一定のレベル以上の人物が職に就いている、と言える。つまり、学生が大学教員から学べることの質は全国どこに行ってもほぼ同じであろう(大雑把に言えば)。それならば、経費のかからない地方都市の国公立大の方が良いと思う。
 私は地元の国立大出身である。しかし、その学びにおいて不満に思ったことは一度もない。私が学んだ先生方はどなたも素晴らしいレベルの学問を教えてくれた。特に、私の在学中に不慮の事故で亡くなった恩師のことは忘れられない。2年生からお世話になったその先生は、ご自分の研究室の3分の2を我々学部生のために解放してくださっていた。講義室で先生から教わったこと(国語学)も興味深かったが、研究室で豆から挽いて淹れたコーヒーを飲みながら、その先生の語りに耳を傾けていた時のことがずっとずっと心に残っている。研究者・学者としてのあり方を体をもって示してくださったのが、その先生だった。以来、その先生とその研究室のあり方が私の「学び」の原点であり、理想像となっている。
 こんな個人的な経験が、マスプロの私立大学で望みうるのかなぁ。大学とはこうした個人的・私的な経験をしに行くためのものだと思うのだけれど。こんな思いを、なかなか生徒たちに伝える機会のないのが歯がゆい日々である。

暇なはずなのだが……

 上記の状況もあって、最近は暇なはずなのだけれど、ところがちっとも暇ではない。いくつかの仕事を抱え、しかも締切に追われているものだから、結構気が抜けないのである。まあ、チャイムが鳴っても、そのチャイムに縛られて動く必要がないので、気持ち的には楽なのだけれどね。
 さて、たまっている仕事に向かおうか。先月末には懸案だった論文を書き上げ、締切に3時間遅れて送付した。このような日々が続いている。

「スマイル・ゼミ」ってご存じですか?

 スマイル・ゼミは、あのジャストシステムが提供している小・中学生向けの通信教育プログラムである。
タブレットで学ぶ小学生向け通信教育「スマイルゼミ」│【公式】スマイルゼミ
 我が家ではベネッセのチャレンジ・ゼミに子どもたちが長らくお世話になっているが、彼らはどうもこのチャレンジにまで手が回らなくなっていたので、しばらく前から解約しているのである。この4月、次男は小学6年生になる。最終学年を迎えるにあたり、小学校の勉強の集大成の足しになればと通信教育プログラムを物色していた。
 いまや、この通信教育プログラムでも「タブレットPC」が次々に導入されている。チャレンジもタブレットPC(自社製品)か、従来通りの紙媒体のものか、選択できるようになった。これは良いと思っていたが、何と新6年生にはタブレットPCは用意されないのだ。飽きっぽく、集中力のない次男にはぜひタブレットPCでの学習を試したいと思っていたので、残念であった。
 そんな折、講読している日経PCのWebマガジンでジャストシステムのスマイル・ゼミが紹介されており、その記事を読んで、これなら良いのではと思った。こちらのタブレットPCはチャレンジとは違って、ちゃんとしたAndroidタブレットPCである。チャレンジ・タッチは筐体がプラスチックのもので、チャレンジの付録に時々ついてくるデジタル教材レベルの安っぽいもののようだ。スマイル・ゼミは何しろ機器が高級だし、現時点で新6年生に対応しているのはこれしかなさそうなので、我が家で導入してみたのだ。
 セットアップして3日目。飽きっぽい次男にしては面白がって少しずつ学習を進めている。本職の学校の宿題を後回しにしてもやろうとするほどである。それでは困るので、宿題などをしっかり終わらせてからスマイル・ゼミに取り組ませている。今のところ上々の滑り出しである。今までよりは各段に勉強量が(トータルで)増えた気がする。
 さて、今後はどうなるのか、楽しみである。そして、もう一人の小学生、新4年生を迎える長女はどうなるのかなぁ。