対面式、そして授業が始まった

 今日は最初に対面式があった。初々しい1年生が2、3年生と対面する会である。生徒会の運営で進められていく。このあたりはどこの高校も同じなのだなぁ、と思う。ブラスバンド部の賑々しい演奏に乗って、1年生が入っていく。校長の歓迎の言葉、生徒会長の言葉、新入生の言葉と続く。生徒の言葉はずいぶん緊張したものだった。ユーモアを入れようなどという空気は何もない。ちょっと不満である。その後、応援団による応援歌披露が行われた。
 続いて学年集会、そしてLHR。私は文系クラスの副任となり、そのクラスで紹介していただいた。女子のずいぶん多いクラスである。さてはて、どんな関係ができることだろうね。
 午後からは通常授業である。私は理系の古典2クラスと理系の現代文1クラス、そして文系の現代文3クラスを担当する。今日は理系の古典1つと文系の現代文1つの授業があった。何しろ授業は1ヶ月ぶりである。多少は緊張しつつ、しかし相変わらず始まってみればいつもの調子で、それでも恐る恐る生徒の出方を探りながら授業をしていった。古典は枕草子の「すさまじきもの」、現代文は河合隼雄の「アイデンティティーとは」という講演体の評論である。
 年度当初から、「教室読み聞かせ」をしようかどうかと迷っている。新発田高校では読書のための様々な仕掛けは行われていない。新潟高校で導入に成功した朝の読書はもちろん、読書関係の仕掛けがない。そこで、読み聞かせでもしてやろうかと密かに計画している。そのために、以下の本を購入した。もっと早くに読み始めるべきだったな。amazonで注文したのだけれど、村上春樹の新刊と一緒に注文し、それの発行予定に合わせて発送されることになってしまっていたために、届くのが遅くなってしまったのだ。これを読んで、少し準備を始めようか。