特編A終了

 センター演習である「特編A」の授業が終わった。今日は2クラスで授業を行ってきた。例のS社の問題集の第6回の問題に取り組ませる。この問題は、評論・漢文はまだ素直なものだと思うが、小説・古文がひどく紛らわしい出題であり、非常によろしくないものである。これをセンター試験前日に解かせるというのもひどい話だが、そのように予定し、通知してあるのだから仕方がない。なかなか問題を解かせるというのも難しいことである。
 センター前日ということもあるだろう、さすがに生徒は心配そうな表情である。そこで、「この問題は無視しなさい!」と励ます。実際、センター試験の出題の仕方とは、この問題集の選択肢の作り方は違うと思う。それよりも、今まで解いてきた問題を振り返って、イメージトレーニングをした方がよいと思う。
 それらの授業をめいっぱい行った後、SHRが行われ、担任たちは生徒に最後の激励と注意を与えていた。そんな様子を横目で見ながら、私は来週以降に行う小論文個別指導の準備をしていた。私がこの勤務校で3年生を担当するのは3回目だが、考えてみれば、3年生を副任の立場で迎えるのは初めてだ。周りの動きに流されるような感じで、私は家族看護のために休みを取る。
 さて、明日はセンター試験の本番だ。生徒諸君の頑張りを期待しよう。そんな中、私はこの本で楽しんでいる。

 エピソード集だが、まああり得るんじゃないの。私はこの世界は楽しめました。意外に、こうした話が好きなんだなぁ、私は。