センター演習の毎日
3年生のセンター演習が真っ盛りである。センター試験の前日まで、ともかくもセンター形式の問題を解きまくることになる。まあ、センター形式の問題は多少「慣れ」というものがあり、ある程度回数を重ねることで慣れていくものである。よって、その練習を重ねていくのはよいことである。
ただ、それを指導する教員にとっては、この演習の授業はなかなかしんどいものがある。何しろ教員は単に問題が「解けた」というだけでは済まされない。それをどう解くのか、どう考えればよいのか、どこに目をつけるべきなのかを、指導できなければならないのだ。しかもそれがほぼ毎日新しいものに入れ替わっていく。そのために、準備が非常に余計にかかる。演習が始まると、本当に毎日忙しくて、目が回りそうだ。それなのに、雑用も変わらず降りかかってくるので、勢い仕事を家に持ち帰ることになる。これで3日間連続して自宅でセンター形式の問題を解き、その解説のプリントを作成し続けている。やれやれ。
そんな中、この本を読み終えた。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/11
- メディア: 単行本
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内田樹による贈与論である。贈与という形態の意義が改めて理解できる。その意味で本当に満足した。