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一段落した仕事の後で

 この土日は風邪を引き、動けてはいたけれど、喉がいがらっぽくて咳が出て、体調を崩していた。その後はひたすら採点に邁進していた。しかし、それも何とか終えることができ、ようやく懸案となっていた仕事が一段落した。やれやれ、である。
 昨日、今日と3年生はセンター形式の模擬試験を行っていた。そのために授業はなし。先週の6日から特編がスタートし、授業はセンター形式問題の演習に入っている。私も7日に現代文の演習を2クラス行い、いよいよ3年生はセンター試験への準備、そして入試への最終段階に入ってきた。彼らもこれからが努力のしどころである。ぜひ頑張って欲しい。
 大学入試というのは一つの大きな通過儀礼である。これを経て、少年は青年になる。高校入試もその一つだろうな。子どもから少年になるのだ。誰も頼ることはできない。頼れるのは自分一人。その中で、妥協するのも自分だし、倒れるのも自分だ。しかし、努力し続け、耐え続けるのもまた自分である。そうした試練を乗り越えることによって、人は新しいステージに立つことができるのだろう。ぜひ、3年生諸君には、その自らを試し続けるこの希有な機会を、逃げることなく立ち向かっていって欲しい。人生には、この大学入試よりもさらに大きな試練が待ち受けていたりする。その時に自らの足でしっかり立つためにも、今この試練は自分という人間を試す、またとない機会だ。
 何しろ卒論や修論、博論などというものを書こうとすると、こんな大学入試の比ではない試練に自らをさらすことになる。その中を生き抜くのだ。生きていかなければならない。そこで倒れてはならない。何のためにこの時を生きているのか。それは、決してそこで倒れるためではない。そこで、自ら耐え抜くためなのだ。ほとんどこの文章は、自分自身を励ますために書いているようなものだな。
 というわけで、仕事が一段落したこれからは、博論の修正に本格的に取りかかろう。これから約1ヶ月。またしてもあの修羅場を通ることになる。だが、決して倒れてはならぬ。倒れるためではなく、生き抜くために私はここにあるのだ。