みことばの証しと光の点滅

 今日から3日間、新潟の集会では特別伝道集会が行われる。どの日も午後2時からだ。年配の方が富山県からおいでになり、聖書の福音を1時間語ってくださる。すべてが守られるよう、また求めてこられる方が導かれるよう、お祈りする。
 それが終わり、我々は「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」を観に行く。長男が観に行くというのに次男が便乗し、それなら付き添いが必要だということで私も行く。集会が日中はあるので、夕方の6時〜8時10分の回にする。事前に席の予約をしていたのだが、現金で払うことにすると、30分前に支払いをしないと席がキャンセルされてしまう。そんなこととは知らずにのほほんとマクドナルドで貧しい食事をしてから出かけた我々は、当初の席ではなくて前から4番目の右端に座らせられた。これがよくなかったね。我が映画鑑賞経験の中で最悪の環境だった。
 私は右目が近視で、左目が遠視である。さらにそれに老眼がかかっている。よって、焦点の合う箇所がきわめて狭く、眼鏡の補正もあまり効かない。そこで、映画などを観る際には左に寄った席に座り、画面を右斜めから見るようにしている。そうしないと映像が二重に見えてしまうのだ。ところが、今日はその逆の、映像を左斜めに(しかも極端な)見ることになってしまった。もはや眼鏡は使えず、裸眼で観ることとなった。いやはや、ただでさえ疲れる光と音の洪水に、無理な目の使い方をしたものだから、内容云々の前に鑑賞すること自体に疲れ果ててしまった。特に、本編前の予告のラッシュがいけない。光と音とどでかい活字の連続に、ついつい目は字を追ってしまう。この時点で疲れ果てた。
 肝心の本編の内容は……。私は「序」も「破」も観ていない。そこに急にこの「Q」を観たものだから、そして、元々のテレビ版、および初めの劇場版での完結編に慣れているものだから、この「Q」を観ても「ちんぷんかんぷん」だった。何故○○が××なのか、何故○○が敵になっているのか、もう?????????の大連続である。その中での光と闇の洪水、爆音と激しい衝撃、こりゃ小学生以下は鑑賞することを避けた方が良いなと思うようなものだった。私は隣でおとなしく観ていた次男の頭の中の方が心配だった。
 何もあそこまで元の作品を変えなくたって良いんじゃないかと思う。あんなに衝撃的な場面を次から次へと繰りかえさなくっても良いんじゃないかと思う。でも、それが「エヴァンゲリオン」だしな。それを表現するための媒体だもんな。仕方がないといえば仕方がないが。
 よって、私の評価としては「幻滅」と「心配」そのものである。でも、ここまで元の作品から変えてしまったあと、次作でどう落とし前をつけるのか、興味はある。しかし、もう映画館では観なくていいな。DVDでたくさんだ。それだけ年を取ったのかな。