1日11時間の執筆作業

 今日から3年生は実力テストである。明日まで行われる。この実力テストの問題を作成するのに、我々教員がどれだけ知恵を絞って当たったか。その国語のテストは明日行われる。今日は1日空き時間のようなものである。
 だが、今の私に空き時間などというものは存在しない。ただひたすら博論の草稿の執筆作業に邁進している。とはいえ、今取りかかっているのは先月中旬頃に書いた考察部分の書き直しである。いや、全面的な書き換えとなった。まったく、先月費やしたあの時間と努力は一体どこへ行ってしまったのかと嘆く結果となった。しかし、何しろこの考察部分の方向性が定まらないと、博論全体の方向性が変わってしまう。そのため、時間が足りなくて四苦八苦している今日この頃なのだが、この考察の書き直しをすべてに優先させて、この4日間に渡って格闘し続けてきた。そして、9日(金)の午前5時、何とか書き直しを終えた。
 これで最大の難関を越えることができたと思う。もちろん、記述にあやふやなところがあるし、内容が論全体の方向性に見合っているのかどうかおぼつかないところもある。まだ修正が必要だろう。だから、ちっとも達成感は感じない。ただただ疲労感があるばかりである。しかし、おそらくその方向性自体については変更することはないだろう。この方向性に向けて、まだ書いていない部分を整えていけばよいわけだ。
 今日は午前9時くらいから執筆を始めて、昼食を挟み、夕方帰宅して集会に行ったりして、途中居眠りもしたけれど、その間ずっと執筆を続けていた。およそ11時間くらいになるだろうか。しかし、昨日からこの考察部分の執筆は始めていた。1つの章を書くのにおよそ15時間くらいかかることになる。いやはや。
 最大の難関は越えたが、次の関門もなかなかに手強いところである。この土日や来週初めの時間をかけて、何とかこの関門も乗り越えたい。そして、ぜひ来週末の草稿完成を目指して頑張りたい。それでも締切に半月遅れている。作業全体としては、本来の進行状況よりも1ヶ月遅れている。仕方がない。ここまで来なければ書くことができなかったのだ。後は頑張るしかない。