北海道滝川市へ

 今日は1日お休みを取って、北海道へ行く。道央の滝川市にある集会で聖書の福音を伝えるためである。時々このようにして各地にある集会からお招きを受けて、福音を語ったりみことばを学んだりしている。今年は春に青森県八戸市へ行った。今回は滝川市へ。そして11月初めには秋田市へ行くことになっている。ありがたいことである。私のような者でも必要としてくださる集会があって、こうして声をかけてくださる。そこで、できるだけその声に応えることにしている。実は今は論文執筆などで大変に忙しい時期なのだが、それでも頑張って出かけた。
 私はどこかへ旅行する際には、その準備に非常に気を遣う性格である。この旅行に際しても、準備を今朝行ったものだから、余裕がなくてドキドキした。全く、損な性格だ。
 久しぶりに飛行機に乗って北海道へ。前回、同じく滝川市にお邪魔したのは10年くらい前である。それ以来の訪問だ。以前は飛行機に乗るのは楽しみだったのだが、福岡へ飛んだ際にかなり揺れたのをきっかけにして、少し飛行機は苦手になってしまった。それでも離陸する際の強烈なGのかかり方や安定して飛んでいる時の下の景色を見ることの爽快さはやはり胸躍らせるものがある。
 北海道は独特な雰囲気を持つ所である。千歳空港から札幌へ移動する車窓から見る家々の様子からそれが分かる。多くの家に煙突がある。この地方では何しろ冬をどう過ごすかを念頭に置いて家造りをするのだろう。広い土地に広がる田園風景もなかなか本州では見ることができない。
 15時20分頃に滝川市に到着する。ホテルで少し休み、夜の集会に出席する。今日は私が早く来るということで、定期の学び会を特別学び会としてみことばの学びをすることになった。1時間ほど、わずかながらみことばを学んだ。当初思い描いていた内容のおよそ半分くらいしか話せなかったが、それでも一番伝えたいことをこそ伝えることができたので、良かったのではないかと思う。また、それが私の狙っていた所でもある。今回は話の内容についてある方向性を持ちつつ、その時に導かれたことを交えて学んだり話したりしたいと思っていた。準備してきたことをきっちり話をする、ということも大切なことだ。でも、その時の状況に応じて、相手にとって必要と思われることを学ぶというのも大切なことである。集会での話は「発表会」ではない。学会発表とはわけが違う。これは「対話」である。私の話を聞いてはおられるが、基本的に集会での話は相手との対話であると考えるべきではないか。ならば、その時々に応じた対応も必要だと思っている。
 ともあれ、何とか守られて今日の日程を終えることができた。明日は福音を2回話しする。全てが守られますように。