前期期末考査1日目

 今日から期末考査に入った。今日は現代文・リーダー・数学であった。このように、現代文は考査の第1日目に組まれることが多い。それだけ採点に時間がかかるからだろう。事実、いつも採点の終了が長引いて他教科の足を引っぱるのは国語科である。こうした配慮は有り難い。
 そして、2限目のリーダーの試験監督に行ったところ、そこは私が現代文を担当している文系のクラスであった。試験が終わり、私が戻ろうとしていた時に、女子生徒数人が「お子さんの誕生日、おめでとうございます」と声をかけてくれた。私は現代文で「誕生日について」を扱う時に、さんざん我が次男の様子を紹介していた。彼は今日が10歳の誕生日である。そして彼は誕生日の来るのが本当に待ち遠しいらしく、3ヶ月前くらいから「ねえねえ、ぼくの誕生日が来たらさぁ、……」と言ったり、誕生日が終わると「来年の誕生日にはさぁ、……」とすでに心待ちにしているような者である。こんな彼の様子は「誕生日について」を生徒に教えるのに好都合な教材である。そこで、何度も彼の様子を生徒たちに紹介していたのだ。そのことを生徒たちはちゃんと覚えていてくれた。いやぁ、嬉しいねぇ。
 こんな嬉しい誕生日を迎えたのは2度目である。1度目は、最初の担任をもった学年が3年生になった時、私の誕生日の朝のSHRでクラスの級長が「起立、礼」という代わりに、「起立、おめでとうございます」と言ってくれた時だ。いやはや、あんなに嬉しかった誕生日はあまり記憶にない。そして、今日の次男の誕生日も記憶に残る素晴らしい日となった。心優しい生徒たちに心から感謝したい。
 実は、この次男の誕生日はなかなか覚えられないものであった。他の子どもたちは雛祭りだったり、クリスマスイブだったりして、とても覚えやすいのだが、次男は特にどの日と関連づけることもできず、苦労していた。でも、これで覚えられそうだな。そして、どうやら今日は「Google」の14年目の誕生日でもあるそうな。これでなおさら覚えられる。
 今日は、試験監督の後、打ち合わせをしたり、昨日不備を指摘された論文を修正したりしていた。引用文献の示し方に誤りがあったのだ。今回は今までとは違う引用文献の示し方をしたために、間違いをしてしまったようだ。でも、今、間違っておいてよかった。これで正しい文献の示し方をマスターすることができた。人間は間違いによって成長する。間違いによって正しい知識を得ることができる。やって良かった。
 さて、明日から北海道の滝川市に行く。10月1日までの3泊4日の行程である。全てが守られることを心から祈る。そして、コンピュータを持っていこうと思う。何しろなすべきことがたまってしょうがないからね。重たいPowerBookを持って出よう。こういう機会があると、やはりMacBook Airが便利だなぁと思ってしまう。しかし、オールインワンのiMacにも惹かれる。いえ、次のMacの品定めをしているのですけれどね。(^_^)