夏季休暇を取ったけれど……
今日・明日と夏季休暇を取っている。明後日は人間ドック。その午後は「新潟ファシリテーション研究会」恒例の夏期研究会が行われる。さらに来週の月〜水も夏季休暇。しばらくは学校から離れて自宅にいることが多くなる。やはりほっとする。時間に追われることがないからだ。とはいえ、この時期はたとえ学校に行っても時間に追われることはないけれどね。
今日・明日の夏季休暇はおそらく家族サービス等で時間が奪われるだろう、とは予想していた。だが、一方で少しは勉強ができるかな、とも思っていた。しかし、やはり予想通り、家族のために時間を使うことが大半で、自分の自由な時間を持つことはほとんどできなかった。まあ、家内に言わせれば、「私は毎日その状態よ」ということだ。それはそうだけれどね、それでもどでかい仕事を成し遂げなければならない身としては、この5日間の夏季休暇の時間はやはり期待してしまうわけだ。
それでも1時間くらいは、家内の協力で自分の時間を持てた。一緒に研究している仲間からのアドバイスもあり、まずは他の人の博論の序章を読み始める。他人の論の立て方、特にその導入部分から理論部分について参考にしたいと思ったのだ。私が参考にしたのは、大学院の先輩に当たる方の博論である。私の直近で、国語科での博論だから、これはよい参考になる。この序章を読んでみると、論の進め方というか、論の限定の仕方がなるほどなと思わせられる。と同時に、自分の関心とは明確に違うな、ということもよく分かる。自分との主張の違いも分かる。逆に言えば、そうした違いをはっきり申し立てることができるほど、この博論の主張は明確だということだ。そして分かりやすい。うーむ。こうした論を私も立てなければならないわけだね。
これはいよいよ睡眠時間を削って、これらの仕事のための時間を割かなければならないかな。オリンピックにうつつを抜かしている場合ではない。卓球女子団体の試合はなかなかしびれたけれどね。
そんな中、楽しく読んでいるのがこの本である。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/07
- メディア: 単行本
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その内田樹による住まい論である。しかもご自分の自宅兼道場を建てたことの経験を元にしたものだという。これは面白そうではないか。大工の息子の血が騒ぐ。ということで、楽しく、大事に読んでいる。
氏の「凱風館」を建てた建築家の書いた本も読んでみたいなぁ。