話し合いによる「舞姫」の授業:私の「舞姫」論2クラス目

 私の「舞姫」論をもう1つのクラスでも書かせた。今日は部活動の大会の集中日で、残念ながら何人かの生徒が出席していなかった。だが仕方がない。予定どおり、「舞姫」論を書かせる。
 一昨日の他のクラスと同様、図書館に生徒を来させて、今までの3回の話し合いで作成した模造紙のメモを広げながら自由にテーマを決めさせる。このクラスの生徒は自分のテーマを決めるのにさほど手こずらなかったような印象だ。13分後にいったい手を止めさせ、班毎に自らのテーマを交換させて、メンバーからの意見を聞かせる。意外に話が盛り上がらないのは、もはや自分のテーマが確立していて、早く執筆に取りかかりたいからなのだろうか。それでも、席を立って他の人と交流して良いとすると、ほとんどの生徒が立ち上がって別の人と話をしていた。気分転換かな。
 その後、約30分間ほど集中して執筆をさせる。それでも時間内に書き終えることはできないので、宿題とする。さあ、どんな作品を提出してくれるか、非常に楽しみだ。
 今日はもう1つの現代文のクラスがあった。私は現代文を3クラス担当しているが、そのうちのこの1クラスは文系とは違って単位数が少ないこともあり、とにかく遅れに遅れている。ようやく評論文の読解を終え、これから「舞姫」に入っていく。まあ、評論文で要約の練習をさせたからね。その分時間がかかり、しかも様々な事情で授業がつぶれ、おかげで授業と授業の間の間隔が開きすぎて、話を思い出させるのに時間がかかったからね。仕方ないとはいえ、当然文系の「舞姫」とは進度が違うことになる。それは想定の範囲内だが、はてさて、どのように授業を展開していこうか。
 今日は出張もあったりして忙しい中、はまっているのがこれ。

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

 単行本ももちろん持っているが(2回読んだ)、とうとう文庫本を手に入れて読みふけっている。いやぁ、やはり『1Q84』は面白い。謎めいた人物達と展開が、そして、それを読みながら何とか解きほぐそうとする頭の回転が楽しい。Book1を読み終えちゃった。続いてBook2だ。