反転図形をプロジェクタで示す

 今日の現代文では「真実の百面相」の第3段、いよいよ筆者の独自の主張がはっきりする箇所を読解する。本文に沿って読み進め、指名して確認したり、解説したりしていった。そして、筆者は自身の主張を裏付けるものとして隠し絵、ロールシャッハ図形、反転図形などを具体例として提示している。そこで、他のクラスではロールシャッハ図形と反転図形の例を印刷したプリントを配り、また反転図形の別の絵を黒板に貼ったりしたのだが、今日はそれをプロジェクタを使って映し出してみた。何より、先日紹介した、時計回りに回転しているように見える女性の図がそのうちに反時計回りに回転しているように見えるというものを生徒に見せたかった。動いているものでさせ、人間の認識によって別の姿になるという実例を体験させたかったのである。こうした時、コンピュータとプロジェクタは威力を発揮する。
 ただ、まだまだ機器の使い方が慣れていなくて準備に時間がかかったり、表示した図が少し小さかったりして、十分満足できるものとは言えないな。もっと場数を踏んで、経験値を上げなければ。