授業とプライベートと

 今日は授業が1コマ、現代文の授業が始まる。今年は現代文を3コマ持つ。今年のクラスの持ち方はちょっと変則的だ。理系4クラスを1つも持たない。その代わり文系4クラス、理数科2クラスの全てに出る。ずいぶん偏っているね。まあ、それを決めた身としてはちゃんとした理由があるのだけれど。今日は、理数科の現代文の授業が始まった。扱うのは大森荘蔵の評論である。大森荘蔵の評論をこのように本格的に扱うのは私にとっては初めてなので、ちょっと楽しみである。なかなか難解だけれどね。しかもこの評論の読解を、電子黒板を活用して行わなければならない立場に追い込まれており、どうやって料理するかいろいろと思案している。今日の授業は相変わらずの授業開きで、年間の予定や問題集の使い方などを説明した。ところがその時間がちょうど進路指導室オリエンテーションとぶつかっていて、20分間くらい中断した。よってその後、評論の本文音読をさせ、要旨をまとめさせる作業に取りかかったところで終わった。残念。
 時間は前後するが、今日から朝の読書を再開させた。3年生であっても、しばらくは続けようと決定した。そこで、今日は年度の最初なので、3学年の副任全員にクラスに行ってもらい、生徒と一緒に本を読んでくれるよう依頼した。私も副任をしているクラスに行って本を読んだ。だが、生徒で本をちゃんと読んでいたのは半数くらいになってしまっていた。他はノートを開いていたり、英単語帳を開いていたり、そもそも読書の時間に遅れてくる者が10人以上いたりした。非常に残念な惨状である。立て直すのはかなり難しい、と思う。それでも訴えるしかないかな。
 授業を1コマやったのだが、実は今日はその授業1コマと前後数時間は学校にいたが、半分以上の時間は年休を取ってプライベートな用事を済ましていた。1つは子守り、1つは大学院の年度初めガイダンスである。午前中は子守りをする予定だったのだが、授業がどうも当初の予定と違う形で入ってきたので、結局子守りはできずに家事をしていた。銀行に行ったのだが、どうも銀行とは相性が悪いなぁ。手続きをするのに1時間くらいかかった。おかげで取った年休の大半を銀行内で過ごす羽目になった。
 大学院のガイダンスは恒例のものである。しかし、今年はいよいよ最終年度、博論執筆を目指してこの1年を過ごさねばならない。ガイダンスで年間の予定を聞いたが、当初の予想よりも早めに動いていく必要があるようだ。当然のこととはいえ、フルタイムの職を持っている者にとっては辛い日程だなぁ。その後、指導教員の先生方とも会って、様々にご指導をいただく。おかげで今日の午前3時から起きて必死で書いていた計画書の不透明な部分がかなりすっきりと遠くまで見渡せるようになった。非常にありがたい。やはり直接に話をしないと指導にはならないのだね。
 さて、明日は3コマ授業がある。そろそろエンジンをしっかりとかけて、前向きに動いていかなければ!