授業開始

 今日はまず対面式が行われた。2・3年生と新1年生との対面である。この時は生徒会長がどんな挨拶をするのか毎回楽しみである。今回もなかなか良いことを言ってくれた。新1年生を励ます、良い挨拶だ。特に「個性を存分に発揮し、その個性を皆は認めて欲しい」という件は感心した。「出る杭は打たれる」という悪癖が我々にはあるが、そうではなくてどんどん杭を出し、その杭を周りは認めて欲しいということだと解釈した。そうでなくてはね。
 その後、学年集会を行った。3学年部長が3年生をスタートするに当たっての心構えを生徒たちに話した。これまた良いメッセージだった。真っ直ぐで分かりやすい。そして明確である。今日は生徒たちはよい話をたくさん聞くことができた。
 その後はLHRが2時間連続である。ここで各クラスで役員決めを行う。3年生としてのここが正念場である。率先してリーダーシップを取ることができるか、生徒が試される場面である。どうやら大方上手く行ったようだ。
 午後はいよいよ授業が始まった。私は文系の古典の授業を行った。扱うのは枕草子の「上にさぶらふ御猫は」である。とはいえ、まずは年間の授業計画の説明をし、その後で枕草子に関する知識を確認し、音読練習をさせた。さすがに3年生で、枕草子に関する知識はだいたいこちらが期待していた知識を答えてくれた。もう少し音読練習を進めたかったが、時間切れ。
 さて、授業が本格的に始まった。研究と平行しての授業実践である。考察と準備を同時にしっかりしておかなくては。