会議の一日

 今日は新年度最初の職員会議が行われた。新校長の挨拶から始まり、新任者の紹介があった。その後、新年度当初の様々な連絡事項がなされた。私はもう9回目だから一つ一つの内容が理解できるけれど、新任の時は何を言っているのかまったく分からなかったなぁ。まずは1年間を過ごしてみないとその学校のシステムを理解することはできない。新任の時は、今は非常にしんどい時間である。むしろ、いっそ早く授業が始まって欲しいものだろうね。私はそうはいかないけれど。
 続いて学年会が行われた。新3学年として年間の指導方針が説明される。途中、新クラスの発表もある。生徒から歓声が沸き上がるのが遠くにいても聞こえる。そんな中、朝の読書についての説明をした。副任に数名の新任を迎える3学年である。朝の読書について理解してもらわなければね。
 昼食をはさんで、今度は分掌会議である。思えばこの勤務校において、私は9年間ずっと図書館を担当している。これは稀なことではないか。もっとも、私が司書教諭であるせいもあるだろう。そして、司書教諭をちゃんと図書館業務に就けてくれるこの学校の方針もあるだろう。私と司書以外の図書館担当教員は結構入れ替わるのだけれど、私はずっと図書館担当である。今までの経験で決してなかったことだ。考えてみればすごい。今年度は教室ICT化という一大業務を、私の所属する教育情報部は請け負うことになる。これまたどうなることやら。
 続いて教科会議である。今年は親睦会の前期の幹事が国語科である。そのため、歓送迎会の打ち合わせなどかなり時間をかけて行う。明日も続きをやるそうな。明日は今度は3学年教科担当者会議が持たれる予定である。会議が続く。
 もう一つ会議が控えているとばかり思っていたのだが、それは私はお呼びでないとのことであった。助かった。これで発表要旨集の原稿執筆に邁進できる。エディタを使って書き進め、図を挿入しなければならない箇所になってWORDにファイルを読み込ませ、そのまま編集を続ける。だいぶいいところまで書き進めることができた。しかし、明日中に速達で郵送しなければならない最後の詰めが残ることになった。
 こうして会議の一日は過ぎていった。明日は新年度準備をし、明後日はいよいよ始業式・入学式である。新年度が始まる。ところが、原稿書きに追われていて、どうも新年度が始まる高揚感がない。困ったものだ。