23年度最後の勤務日

 今日はいよいよ23年度の最後の勤務日である。学校長を始め、多くの同僚たちとお別れする日でもある。本当に寂しいなぁ。共に仕事をしてきた方々と別れるのが本当に寂しい。また、来年、自分も同じ立場になるのだろうなと思うと、これまた寂しくなる。
 そんな中、午前中は周辺整理をしつつ、発表要旨集の原稿作成を行う。アウトライン・プロセッサを使っていこうと思うのだが、最近職場ではWindowsを主に使用しているので、Windows用のフリーのアウトライン・プロセッサを探した。なかなか良いものが見つかったのだが、結局そこで作ったデータをMacで読み取る際にテキストで保存しなければならないのであまり使えないなと思った。私はアウトライン・プロセッサとしてはMS-WORDのアウトラインモードのような表示が好きなのだが、Macではそうした表示ができるものがないね。Treeがそれに近い表示をするけれど。
 午後からはいよいよ教務室内の座席移動。私物と私物の入った引き出しを持ち運ぶ。机自体は動かさない。私は2学年の島から3学年の島に移動する。3学年はこれで3回目になるが、やはり見える風景の変化にとまどってしまう。
 しかし、私物の段ボールを6個運び、新しい場所で自分の形を整えたのだが、もうこれだけで疲れ果ててしまった。やはり体調が悪いのかなぁ。鼻水が喉の奥でたまってばかりいる。それとも、単に体力がないせいかな。年を追うごとに体力が衰えていくのだろうか。これからまだまだ資料は増えていくのだが、こんな状態では先が思いやられる。
 そして、新しい席では今までよりも私物を置くスペースが少なくなってしまった。おかげで今までとは違うスペースの使い方をしなければならない。少なくとも私の場合、スペースの多さが仕事の質につながる。本当にスペースが足りないね。事務机1つだけでは、私のような資料持ちは困ってしまう。
 そんな中、書道部の卒業生が同窓会のための仕事をしてくれ、120周年記念誌のための題字を持ってきてくれた。相変わらず素晴らしい字だ。彼女は今年大学を卒業し、某銀行に就職するのだという。書道を大学で専攻し、学んできたわけだが、就職後は書道は趣味として続けるという。書道で生きることはなかなかできないことだろう。その中で、いいスタートをすることができたのではないか。
 勤務終了時間に退職する学校長と事務の方をお見送りし、夜は学校長の送別会に出席する。私にしては珍しいことだ。何しろこの高校で9年目を迎えることができるのは学校長のおかげだからね。多くの同僚も出席し、立食パーティの形式の中、とても良い送別会を持てたのではないだろうか。
 さて、平成23年度が終わる。何となく特別な感慨もなく、新年度に向けても特別な気負いもない。これが副任という立場からなのだろうか、それとも寂しさからなのだろうか、それとも博論を書くための勉強を続けている真っ最中だからなのだろうか。そういえば副任として3学年を迎えるのは初めてだなぁ。新しい年度は果たしてどうなるのだろう。そしてそれは私がこの勤務校で迎える最後の1年にもなる。さて、どうなるのだろうか。