周辺整理しているはずなのに
年度内の勤務日も残り2日。さすがに今日は周辺整理をしっかりしようと考えた。午前中はやはり発表要旨集の原稿書きに取りかかる。統計処理は一応終わったことにして、今日は原稿の構成をしっかり考えることにした。アウトラインをいろいろ書き出してみるのだが、書かなければならないこと、調べなければならないことが多いことに今更ながら気が付く。おいおい、これの提出まであと1週間だよ。相変わらずの泥縄状態である。
それでも、どうも作業に集中できないでいる。上記の作業をまずは手書きでノートにまとめているのだが、少し書くと手が止まったり、ぼーっとして無為に時間を過ごすことがある。「マーチ・ブルー」かなぁ。3月末になり、親しんだ人たちが次々に転勤・引っ越しの準備をしているのを端で見ているので、寂しい気持ちが作業の手を止めさせてしまう。また、周りでも座席移動のための周辺整理を次々にしているので、そのために気が散る、ということもあるかもしれない。日々の達成感、成就感がない。これは困ったものだな。
そういう私も、午後には本格的に周辺整理を始める。個人ロッカーにある各種の資料や本を段ボール箱に詰める。自席の近くに置いてあるカラーボックスにある本を段ボールに詰める。その際に少しずつ要らないものを捨てようと思っていたのだが、これらの資料は昨年来かなり整理したので、今年は捨てるものが2、3の封筒のみであった。おかげでまとめた荷物が段ボール箱6つくらいになってしまった。しかし、まだ机の上にある本棚の本はまとめていない。まあ、これはそのまま持っていくけれどね。
周囲の人々が口々に言うのは「断捨離」である。私も2年前くらいから要らない資料をかなり捨てるようになった。今年も「断捨離」しているつもりなのだが、それでも荷物が多い。これは明日が思いやられる。
そんな中、少し読み始めたのがこの本であった。「点検読書」をしてみた。
- 作者: 金井壽宏
- 出版社/メーカー: 光文社
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そして、組織変革にとって必要なのは「変わるとどうなるのか」というビジョンを示すことだという。これは話し合いの学習においても言えることではないか。一般的な座学の授業はいわば現状維持の授業である。そして話し合いの学習を変革の授業と捉えるならば、これを行うことによって生徒自身がどうなるのかを生徒に示していく必要があるのではないか。そうすることで生徒のモチベーションを高めることができるように思う。
組織改革の本だけれど、授業のあり方にも通じるものがある。ちょっと真剣に読んでみようかな。