さすがに風邪を引いたかな

 私には4人の子どもがいる。そのうち、4番目は1歳だ。最近ようやく歩き始めた。まだ不安定な歩き方ではあるが、それでも歩きたいらしい、移動する際にはまず立ち上がろうとする。人間なのだなぁ〜、と実感する時である。幼い子の成長を見ていると、人間という種の特殊性やその運命性についてよく感じる。他の動物と違い、親の愛情をその成長の絶対条件として設定されている人間は、やはり特別な存在なのだと思わざるを得ない。
 その子は同時によく風邪を引く。この冬は1月に1度くらいは鼻水や咳を出しているのではないかな。まあ、基本的に元気なので安心しているのだが、それでもこうしょっちゅう鼻水を出して、薬のお世話になる者も珍しいと思う。それとも、1歳の頃は上の子たちもそうだったかなぁ。目の前の幼い子の世話は必死になってして、その時は誰よりもかわいいと思うのだけれど、その子が成長するとそのかわいかった頃の記憶が薄れてしまう。毎日その子の成長を見ているからだろうね。だから、この1歳の子の愛らしさはもはや二度と味わうことのない貴重なものだと思うのである。もしかして孫を見ることができるかもしれないけれど、孫と自分の子とは違うからね。
 さて、その1歳児はじっとしていない子で、不器用な足であちらこちらを歩き回っては何かものをつかむ。そして、そのものを大抵は投げつけるので、妻は彼をよくおんぶしながら家事をする。すると彼は寝てしまうのだ。そもそも薬を飲んでいるのだから、眠いのだね。よって、夜はなかなかすぐに寝てくれない。昨夜などは午前0時30分でも起きている。そして、寝室にある目覚まし時計を触りまくり、ついには寝ているものの頭に時計をぶつけようとする。まったく、とんでもないいたずら坊主である(^_^;)。それで、私が抱き上げてリビングに連れて行き、好きなだけ遊ばせる。30分くらい遊んでいたかな、そうやって彼と少々密着する機会が多かった。そのせいかなぁ、今日は私も鼻水が出る。風邪薬を飲んだら、だるくて眠くてまともに動けない。いやはや、とんだ日曜日になってしまった。
 やらなければならないことは山積みになっているんだけれどなぁ。風邪など引いていられない。