ジグソー学習(もどき)を試す

 昨日の降雪がまぶしい新潟市である。積雪は27cmだそうな。今冬一番の積雪だ。さすがに交通機関に影響が出て、始業時間までに学校にたどり着けない生徒が少なからず出た。今日は新潟市は晴れ上がり、陽射しが雪に反射してまぶしいくらいだった。そんな中、私は1,2限と2コマの授業を終えて帰宅した。妻に代わっていくつかの家事を行うためである。しかし結局、次男と長男を病院に連れて行き、長女と一緒に買い物に行っただけで、余り役には立たなかったなぁ。家の中が寒くて寒くて、こたつの中に入ったらそのまま2時間も眠ってしまった。やれやれ。こんなことをしている暇はないのに。
 さて、現代文は8組の授業である。三角ロジックの枠組みを使って「である」ことと「する」ことの構成分析をさせている。このクラスは前回、4人グループにさせて形式段落ごとに三角ロジックの枠組みに当てはまる文を探させたところ、フリーズしてしまった。私の説明が早口だったせいか、何をしてよいのか分からなかったらしい。とにかく各形式段落の主張にあたる一文はどれだ? と声をかけるとようやく動き出していた。今日は第2意味段落以降の構成を分析させたいのだが、前回のようにただ4人が顔をつきあわせただけでは何も動くまいと思い、何か手だてが必要だと思っていた。そこでジグソー学習の手法を用いた手だてを講じた。以下のような手順である。

  1. 生徒を5人もしくは6人グループに組み直す(分析する意味段落が5つ残っているため)
  2. 5人の中で誰が残っている2〜6の意味段落を担当するかを決めさせる
  3. 担当する意味段落ごとにグループを作り直す(各意味段落ごとに2グループ、3〜6人のグループとなった)
  4. 自分の担当する意味段落の分析をグループで相談して行う
  5. 17分後、最初のグループに戻す
  6. 各自が得た各意味段落の構成分析結果をグループの他のメンバーに伝達させる

すみません、全くのジグソー学習「もどき」です。(^^ゞ この方法の良いところは、生徒が分析に真剣になることと、分析結果を私が集約しやすいことである。何しろ自分の努力が最初のグループにもたらす情報の質を左右するわけだ。生徒は、少なくとも表面上は真剣になる。また、私は各意味段落分析グループから結果をまとめたものを報告させている。生徒は各自で最初のグループに戻って結果を集約しているが、私自身もこの報告を基に生徒の分析結果を集約・確認しやすいのである。
 生徒は非常に熱心に取り組んでくれた。ワイワイとにぎやかに話し合いに興じていた。まあ、そりゃそうだろうね。また、報告された分析結果を見てみると、各意味段落を分析するのに2グループずつ設けたわけだが、その2グループの結果が異なっているところがある。これのどちらが妥当なのかを問うことを、次の授業のテーマとできる。さらに、私が考えた分析結果と照合して、生徒による分析結果を私自身が参考にできる。こうすることで、昨日感じていた「矛盾」を少しは解消できるかな。なかなか実りの多い方法であった。(^_^)
 古典は2組の授業。「若紫」を口語訳に入っていった。冒頭部分でいろいろ説明すべきことが多く、あまり進まなかった。しかし、このクラスは明日も授業がある。これで他のクラスに追いつけるね。
 帰宅した後、夕方に近くの家電店へ娘と一緒に行き、石油ファンヒーターを購入してきた。ある程度広い空間を暖めることができて、なるべく安いものを、と考えて、これにした。

 早速使用する。いやぁ、暖かい! これは思った以上である。
 私の家は普段居るダイニングが吹き抜けになっていて、そこに上の階につながる階段がある。しかも上の階は仕切りがない。そもそもダイニング自体もリビングやキッチンとつながっていて仕切りがない。私の家はほとんど仕切りがない、一体化した空間になっている。そのために寒い、寒い! もう冬になると寒がりの私は困り果ててしまうのである。
 しかし、購入した石油ファンヒーターはさすがに暖かい。今冬はずっとエアコンを使っていたのだが、これで少しは光熱費が節約できるかな。