ルイーズ・ローゼンブラットに的を絞る

 20日(金)はハードな一日だった。授業は3コマあるし、その間に課題考査の点数処理をしたし、何より大学に行ってゼミで発表をしてきた。結局、このゼミでの発表が一番影響を受けて、不十分な内容のままで発表を行ってしまった。しかし、幸いにも私のまだもやもやしたままの状態でも適切な示唆を与えてくれるので、本当にありがたい。この道が開けるのかどうかまったく分からないが、少なくとも目標とするところは見えてきた。
 ルイーズ・M・ローゼンブラットという方がおられた。残念ながら大変高齢でお亡くなりになったが、「読むこと」の理論を打ち立てられた方だ。このローゼンブラットの読者反応理論及び交流理論を当面は追いかけていこうと思う。本当はこれは一昨年の春頃にしておくべき事だ。だが、何度も言うが、仕方がない。後追いになってしまっているが構わない。今はとにかく前に進もう。
 ローゼンブラットの交流理論について、論文を1本読んでまとめたものをゼミに持っていった。それを基にあれこれと議論する。その中で、私もようやく交流理論の何たるかが少しずつ分かってきた。やはり、一人で読むよりグループで読むことにより、自身の理解が深まる。私の場合、このグループで読むことにより理解が深まる現象をいかに理解し、いかに授業場面で効果的に展開するか、がテーマなのだ。そこに、この交流理論がどう関わり、またどう考えたらよいのか、それを知るためにもまずは交流理論を理解しようとしている。
 私の研究の基礎となりそうな予感がするのだ。今月末にまたゼミがあり、そこで発表しなければならないのだが、何とか後数本の論文を読んで、まとめていこう。

DVD『ハリー・ポッターと謎のプリンス

ハリー・ポッターと謎のプリンス (1枚組) [DVD]

ハリー・ポッターと謎のプリンス (1枚組) [DVD]

 先日TVで放映されたとき、録画しておいたつもりなのだが、冒頭の部分がかなりカットされてしまっていた。そこで、このDVDを借りてきてじっくり観たわけだ。
 この第6はダンブルドアが死ぬという衝撃的なラストがある。既に全貌を知っている我々としては、そこに込められた意味もよく分かっているのだが。しかし、映画自体はこのために非常に暗い内容となる。そのためか、これ以外のサイド・ストーリーが非常に微笑ましく、ばかばかしく、楽しい。この第6番目はそうしたバランスのよく取れた、非常によい出来になっているのではないかな。
 長男ではないが、私も原作をもう一度読み直したくなってきた。