課題考査2日目

 2学年のみ課題考査の2日目である。理系では化学、物理、選択地歴の3科目の試験が行われた。理社では協同して冬季課題集をまとめ、それを冬季課題として課している。それについての試験である。理社の同僚たちの意気込みを感じさせる、よい課題である。

「桐壺」の授業

 午後は授業である。昨日とまったく同じ、10組と7組での授業があった。2クラスとも、まずは古文単語小テストを行い、その後で「桐壺」を読み進めていった。
 10組では光源氏の誕生の場面と第一皇子との比較がなされてしまう場面を読む。もう少し進んで、第一皇子と光源氏との扱いの違いまで考えることができるとよかったな。
 7組は進度が遅れている。桐壺の更衣が男性貴族からも批判されるようになったこと、父が亡くなり母が懸命に経済的に支えているものの、後見人のいない状態は厳しいものであること、よって桐壺の更衣は帝の愛情だけを支えにしていることなどを考察する。
 読めば読むほど、よく考えられた人物設定だなぁ、と思う。『私が源氏物語を書いたわけ』では、このあたりの考察も少しあって、なかなか楽しい。

『「である」ことと「する」こと』をどう扱おうか…

 現代文は丸山真男の評論、『「である」ことと「する」こと』を読む予定である。これをどう扱おうか、考えあぐねている。この文章を扱うことでも、何とか研究の対象にならないかと考えている。しかし、評論文を扱うのは初めてだし、今までのアプローチの方法がそのままでは応用できない。しっかりと考えるべきなのだが、何しろ授業は明日からスタートする。冬休みに時間の余裕のなかったのが悔やまれるねぇ。