授業再開、そして私は今、長野にいる

 本校は今日から授業が再開された。まずは大清掃の後にSHRを行い、それから授業である。午前中は5分短縮の60分授業で、午後の2コマは65分授業だ。
 私は10組、7組、2組の古典3コマの授業があった。2〜4限と連続している。今日からようやくどのクラスでも源氏物語の桐壺に本格的に入った。何しろ年末は「源氏物語新聞」で遊んでいたからね。10組だけは少し口語訳を進めていたが、他のクラスは今日が本格的なスタートである。
 まずはどのクラスとも音読からスタートする。何しろ年末年始を挟んで古文の音読から遠ざかっていただろう。少しそのあたりを思い出させなければならない。個人音読、ペア音読の後、クラス全体で音読した。
 そして口語訳を始める。「桐壺」は冒頭から解釈がなかなか難しい箇所や重要古語、重要文法が連続して出てくる。楽しい文章である。そんなところをじっくり説明しながら進めていく。
 冒頭部分の要は、桐壺更衣が帝の寵愛を受けながらも、同僚の后たちや男性貴族に妬まれたり心配されたりするところを丁寧に理解する必要がある。その中で、更衣が孤立し、里に下がりがちになるのを、帝がだからこそますます寵愛していくという堂々巡りをしっかり理解させたい。そんなことを説明したり、発問したり、ペアで確認させたりしながら授業を進めていった。
 しかし、正月2日にのどを痛めたせいか、今日の授業は3コマとも声が余りよく出てこなかった。そのせいか、いつもよりも張り上げ気味に声を出すことになり、それがために、ただでさえ半徹夜明けで疲れ切っている身体をさらに痛めつけることになり、3コマ終わった時にはほとんどグロッキー状態になってしまった。
 年休を取って早めに帰る。実は、今日はこれから大仕事が待っているのである。

長野市に来ている

 明日は、私が加入している臨床教科教育学会の学会である臨床教科教育セミナーが信州大学教育学部で行われる。私はこの学会に昨年から入会しているが、発表するのは初めてである。この学会は、設立当初からその存在と目的に共感するところがあり、できれば入会したいと思っていた。それがようやく昨年実現したわけだ。
 毎年この1月の第1土曜日に学会を行っている。昨年も参加したかったのだが、諸般の事情による断念した。今年は他に学会発表が無く、何とか発表の機会を得たいと思っていたので、少々無理な日程なのだが思い切って参加することにした。
 学会は8:30から始まる。そこで、新幹線に乗って長野市で1泊している。このblogは長野市のホテルで書いている。長野市で泊まるのは初めてである。近くの高原には、昨年の夏に美術部の合宿できたけれどね。
 実は、明日の学会が終わって新潟市に帰った後、夜中に大学院の授業のために大学へ行かなければならないのだ。その準備をしなければならなかった。いやはや、学会発表の準備とこの授業のための準備で、この1週間は何をしていたのか思い出せないくらいひたすら準備をしていた。フラフラになりながら、長野にいる。
 さてさて、学会での発表というのは昨年の夏以来だ。何とか頑張ってみよう。