新潟市は雪である!

 今朝はずっと徹夜していて、朝方ほんの少しだけ眠った。そして起きたらびっくり。何と雪ではないか。しかもかなりの積雪である。新潟市で4〜5cmくらいはあるのかな。いや、驚いた。昨日の天気予報で最低気温が氷点下になるとは聞いていたけれど、まさか雪が積もるとはね。ここ10数年くらいの私の記憶によれば、12月中旬でこんなに積雪があるのは珍しい。どうやら今年は雪が多いのかな。
 これは生徒たちが多く学校に来られないだろうなと思っていたら、意外にほとんどの生徒が来ていた。数人はSHRに間に合わなかったようだけれど、私の予想を遙かに下回った。どうやら電車もバスも運休することはなかったようだ。遅れはしただろうけれどね。

[現代文]「夏目漱石の宇宙」をマップで描こう!

 3組での授業。今回の定期考査で夏目漱石の小説名などを書かせたところ、とんちんかんな解答が多くて爆笑してしまった。「それから」と「明暗」を答えさせようとしたのだが、「これから」とか「そこから」などと答えた者がいた。いやいや、教師は役得である。苦労せずに大笑いすることができる。その後で、やたら空しくなるけれどね。(^_^;)
 というわけで、もう少し日本近代文学史について理解を深めて欲しいと思い、日本近代文学史を国語便覧を使ってまとめさせることにした。それを、ただ単にまとめるのはつまらない。古典で「源氏物語新聞」を作らせていることから発想して、マップによる図解をさせようと考えついた。「夏目漱石」を中心において、次の6項目をマインドマップでまとめさせよう、というわけだ。

  1. 漱石の経歴
  2. 漱石の作品
  3. 漱石の門人たちについて
  4. 並び称される森鴎外について
  5. 対立した自然主義文学の作家について
  6. 同じく反自然主義とされた耽美派白樺派について

こう考えてみると、本当に夏目漱石を中心にして近代文学が次々と関連づけられることが分かる。これをマップで描かせるのは非常によいのではないかな。
 生徒は紙の中央に漱石の顔のイラストを描いたりして、楽しんでいるようだった。よかった、よかった。時間内で終わらなかったのは誤算だったが。それだけ生徒は真剣に取り組んでくれたのだと理解しよう。

[古典]「源氏物語:桐壺」の授業

 2組での授業。「桐壺」の音読を始めた。その後、敬語の確認をさせ、登場人物を紹介し、彼らが敬語レベルでどう扱われているかを確認させた。それを見てみると、桐壺の更衣が周囲から孤立していたことがよく分かる。彼女の同僚である女御や更衣たちは彼女を「おとしめそねみ」するし、帝の寵愛ぶりに上達部たちも目をそばめる。父の大納言は亡くなって後ろ盾はいない。その中での宮仕えである。これはストレスもたまるわね。
 そんな話をして授業を終えたところ、生徒が一人「あさきゆめみし」を貸して欲しいと申し出てくれた。いやぁ、嬉しいね。興味を持ってくれたようだ。残念ながら第1巻は貸し出し中なので、戻ってきたら貸すことを約束した。たとえ漫画とはいえ、源氏物語の世界に興味を持ってくれるならば大いに喜ばしいことだと思う。全ては興味を持つことから始まるのだから。