「捕蛇者説」の授業

 2組での授業。このクラスは今日が後期中間考査前最後の授業である。そこで後2文だけ残っていた本文を口語訳した。その後で、柳宗元が「この説を書いて、役人がこれを読んでくれるのを待つ」という最後の一文で、何故「期待する」という消極的な態度を取っているのかを考えさせた。生徒はちゃんと、「柳宗元が左遷されており、自分ではどうすることもできない立場にあったから」と答えてくれた。それを踏まえて、柳宗元が左遷されていたからこそ、圧政に苦しむ民衆の姿を直接見ることができたのだろうと説明しておいた。
 残り時間は復習をさせる。試験範囲の3つの文章の文法、口語訳を中心とした復習プリントを配布し、各自で取り組ませた。
 さて、試験が終われば次はいよいよ『源氏物語』である。楽しみだなぁ。