11日の備忘録

「現代文」『こころ』読解の授業

 11日は授業が1コマのみ。時間変更のためそうなった。3組の現代文である。「こころ」をさらに読み進める。生徒に発問をし、答えを引き出しながら読み取りを深めていく。良さそうな授業だが、生徒同士のつぶやきを拾っていない。私が伝えようとするある答えに向かって一直線に進んでいく授業であり、生徒への発問はその証拠固めに過ぎない。生徒と議論しながら読みを深めていくという、私が理想とする授業にはほど遠いなぁ。まあ、伝えるべき事は伝えなければならないので、これはこれで仕方がないのだけれどね。

論文の見通しを得たかな?

 午後は大学へ行く。いろいろと指導を受ける。私が発表の順番で、来月に完成させなければならない論文の、考察の部分だけを持っていき、指導を受ける。生徒に行った質問紙調査の結果をt検定にかけ、その結果を考察したものである。大変なのだが、でも結構楽しい。何故こんな結果になったのか、それは話し合い活動のどんな要素と関係があるのかと、あれこれ考えながら文章に書き表していく。これが結構面白いのだ。
 授業において生徒に行わせた話し合い活動の内容と、t検定の結果とは相当リンクしているのではないか、というご意見をいただいた。なるほど、である。私は話し合い活動の一般的な出来事を中心に記述していったが、自分が行わせた話し合い活動の課題の内容も大きく関わっている可能性がある。そこのところはまたもう一度考えてみよう。
 ともあれ、来月に提出しなければならない論文の、ある程度の見通しが立った事が嬉しい。